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マツダ、「2015年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で「787B」がデモ走行

5台のロータリーレーシングカーによるエンジンスタートデモも実施

2015年6月26日~28日(現地時間)開催

ヒルクライムコースでデモ走行を披露する「マツダ 787B」
新型「MX-5」(ロードスター)のデモ走行はマツダ 常務執行役員 毛籠勝弘氏とマツダ 執行役員 デザイン本部長 前田育男氏の2人がドライブ

 マツダのイギリス現地法人であるマツダ・モータース・UK(MMUK)は、6月26日~28日(現地時間)に開催されたヒストリック・モータースポーツイベント「2015年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に参加。その年のテーマを象徴する巨大モニュメント「セントラル・フィーチャー」に「マツダ 787B」(レプリカ)と「マツダ LM55 ビジョン グランツーリスモ」(フルスケールモデル)という2台のマツダ車を展示したほか、さまざまな車両のデモ走行を実施した。

2015年の「セントラル・フィーチャー」のアンベール式典。お披露目に合わせて花火が打ち上げられた。
車両を支える柱に、神社の軒などを支える「組物」と呼ばれる日本の伝統的建築様式をモチーフに採用。マツダが日本メーカーであることを表現している

 デモ走行では、ル・マン24時間耐久レースで総合優勝を果たした唯一の日本車である「マツダ 787B」をはじめ、「マツダ 787」「マツダ 767B」「マツダ RX-792P」「マツダ RX-7 GTO」といった5台の歴代マツダロータリーレーシングカーや、新型「MX-5」(ロードスター)が登場。新型「MX-5」の運転はマツダ 常務執行役員 毛籠勝弘氏とマツダ 執行役員 デザイン本部長 前田育男氏の2人が担当したほか、5台のロータリーレーシングカーは走行後にセントラル・フィーチャー前に集合。いっせいにエンジンをスタートしてロータリーサウンドを響かせるデモも行って観衆にアピールしている。

セントラル・フィーチャーの前で、「マツダ 787B」など5台のロータリーレーシングカーによるエンジンスタートデモも実施された
ピットエリアで行われた車両展示のようす

 このほか、セントラル・フィーチャーのアンベール式典では、前田氏が「このセントラル・フィーチャーは、マツダが常に他に真似できない独自の技術を持つ、エンジニアリングとデザインに強みを持つ会社であることを表現しています。皆さんの目の前にあるオブジェは、生き物の動きの中にある強さ、美しさと緊張感、そして日本の美意識である無駄をそぎ落とした美しさという、マツダの魂動デザインの考え方を表現しています」とコメントしている。

(編集部:佐久間 秀)