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CRI、デジタルメーターを制御する「CRI Glassco」を国内主要メーカーの二輪車が導入 100万ライセンス突破

デジタルメーター化が進む二輪車向けに、国内主要メーカーが「CRI Glassco」を導入

 CRI・ミドルウェアは5月19日、モビリティ向け映像ソフトウェア「CRI Glassco」が、量産開始から半年で累計100万ライセンスを突破したと発表した。

 CRI Glasscoは、同社のモビリティ向けソリューション「CRIWARE for Mobility」の中で、速度計などを表示するデジタルメーターを制御する映像ソフトウェア。2024年10月から半年間で100万ライセンスを突破したのは、デジタルメーター化が進む二輪車向けに、国内主要メーカーが「CRI Glassco」を導入したことによるという。

デジタルメーターを制御する映像ソフトウェア「CRI Glassco」が2024年10月から半年間で100万ライセンスを突破

国内主要メーカーの二輪車が導入し100万ライセンスを突破

 同社が展開する「CRIWARE for Mobility」は、ゲーム分野や組込み分野を中心に展開するミドルウェア製品ブランド「CRIWARE(シーアールアイウェア)」の技術をモビリティ向けに拡張した技術。「CRI Glassco」の累計100万ライセンスに加えて、車内サウンドを制御する「CRI ADX Automotive」が累計1200万ライセンスほど量産車両に搭載され、2024年3月末時点で累計1300万ライセンス以上が量産車両に搭載された。

 同社では、CRIWARE for Mobilityを2028年度(2027年10月~2028年9月)には、全世界のモビリティに向けて年間1500万ライセンス以上の搭載を目指していて、2025年4月に発表したインド現地メーカー向けの展開のほか、デジタルメーター化が進む二輪車市場を中心に世界の地域に合わせた機能拡充を行ない、販路拡大を進めていくという。

人とくるまのテクノロジー展2025出展とSDVサミットへ登壇

 なお、CRIWARE for Mobilityに関して、同社は5月から横浜、名古屋にて開催される「人とくるまのテクノロジー展2025」に出展。この展示会ではCRIWARE for Mobility 全般に関してのデモのほか、関係各社との連携により展開中のさまざまな取り組みを紹介。また車載オーディオ向けの音響ソリューションを提案する。

 さらに、6月に開催される業界関係者向けのカンファレンス「ソフトウェア・ディファインド・ビークル・サミット 2025(SDV サミット2025)」に登壇して、現在参画中のSDVのAPI 策定を目指す産学共創プロジェクト「Open SDV Initiative」が3月末に公開したAPI仕様と、同社がリーダーを務めているHMIワーキンググループの提言を題材に、今後の車両向けHMI開発のポイントと思考法について解説される。

人とくるまのテクノロジー展 2025出展概要

・「CRI Glassco」×「CRI ADX Automotive」で実現する音と映像の統合コックピットとUnity で製作されたドライブシミュレーターを組み合わせた次世代ドライブ体験デモ
・各市場向けに提案するマイコンでのCRI Glassco 体験デモ
・Open SDV Initiative での取り組みの紹介
・車載オーディオ向け音響ソリューション紹介と体験デモ(別会場にて視聴室設置)

横浜開催

日時:2025年5月21日~23日10時~18時(23日のみ9時~16時)
会場:パシフィコ横浜 展示ホール・ノース ブース番号:272

名古屋開催

日時:2025年7月16日~18日10時~17時
会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場) ブース番号:103

SDV サミット2025登壇概要

タイトル:感情駆動設計でヒトと響き合うモビリティ体験を
登壇者:モビリティ事業部 副部長 近藤文仁氏
日時:2025年6月5日16時20分~16時45分
会場:JP タワー ホール&カンファレンス