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独ポルシェ、2016年WEC参戦車両の4気筒ターボエンジンを初公開

90度V型4気筒 2.0リッターターボとハイブリッドシステムの組み合わせで900PSを発生

2016年2月16日(現地時間)発表

ポルシェ 919 ハイブリッドに搭載される90度V型4気筒 2.0リッターターボエンジン

 独ポルシェAGは2月16日(現地時間)、2016年のFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦する「ポルシェ 919 ハイブリッド」のエンジンを初公開した。

 ポルシェ 919 ハイブリッドには、V型4気筒 2.0リッターターボエンジンを搭載。2016年のレギュレーションによって、従来比で8%の燃料低減により最高出力は500PS未満に抑えられた。ハイブリッドシステムを組み合わせた全体の最高出力は約900PSとなる。

 ポルシェ 919 ハイブリッドはヴァイザッハのポルシェ研究開発センターで開発され、パワートレーンの開発においては市販車のエンジニアたちと連携して技術を共有した。

 ポルシェ 919 ハイブリッドの責任者でテクニカル・ディレクターのアレクサンダー・ヒッツィンガー氏は「彼らはエンジンの燃焼と混合気の分野で私達を大いにサポートしてくれています」と述べ「当初から私達のコンセプトは果敢でしたが適切でもありました。それがよい結果につながっています」とコメントしている。

2015年のル・マン24時間レースを制したポルシェ 919 ハイブリッド

(編集部:椿山和雄)