東京都、都営バスにEVバス導入 北自動車営業所の所管路線で運行開始

EVバス外観

　東京都交通局は6月9日、EV（電気自動車）バス2両を北自動車営業所に導入し、6月10日から営業路線で運行を開始すると発表した。

　営業運行開始日は6月10日で、運行路線は北自動車営業所の所管路線。運行情報は、都バス運行情報サービスの車両検索「EVバス」で確認できるとしている。

　導入されるEVバスは、外観は江戸紫色に大きなプラグを描いた特別なデザインとし、車内は後方まで段差がないフルフラットフロアを採用した。

　また、北自動車営業所ではEVバスの導入に併せて、庁舎壁面へ薄型太陽光発電パネル（最大10kW）を設置して、発電した電力をEVバスの充電の一部に活用する。

　この取り組みは、東京電力ホールディングスと締結した「EVバス導入に向けたモデル構築に係る連携協定」（2023年9月21日締結）に基づくもので、EVバスの車両性能や効率的な充電方法等を検証し、大都市におけるEVバス導入モデルの構築を進める。

　東京都では、今後も都営バス車両のZEV化を推進し、ゼロエミッション東京の実現を目指すとしている。

車内（フルフラットフロア）