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神戸市交通局、走行距離80万km超えでも現役の日産ディーゼルの路線バスを「2025バステクフォーラム」に出展
2025年5月26日 12:02
- 2025年5月23日 開催
神戸市交通局は、兵庫県神戸市で5月23日に開催された「2025 バステクフォーラム」に出展、走行距離80万kmを超える日産ディーゼルの路線バスを展示していた。
展示された路線バスは、当時の日産ディーゼル工業(現:UDトラックス)と西日本車体工業の生産末期の車両で、その走行距離は80万kmを超えていた。現在約460台の乗合バスを運行する神戸市バスの保有車の中では古参クラスという。
神戸市交通局では、こうした経年車でも入念なメンテナンスを重ねることで、営業の第一線に送り出すことができる、整備部門の取り組みを紹介するため、展示車両とともに、DPDフィルターの再生事例や、エンジンブロックやヘッドなどの部品を展示して、各部のメンテナンス事例について説明していた。
こうした、神戸市交通局の取り組みのほか、ぽると出版が主催する「2025 バステクフォーラム」には、バスの最新技術が集結する体験型イベントとして、バスの安全運行を支えるためのハードやソフトを紹介する企業が出展。会場となった神戸総合運動公園の駐車場には、いすゞ自動車のバッテリEV路線バス「エルガEV」をはじめとする最新車両も出展され、バス事業者やメーカー関係者などが参加していた。