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ヒョンデ、ジェネシスでのル・マン24時間参戦に向けプロトタイプモデルを展示 市販モデルとの共通性をデザイン

ル・マン24時間レースに展示されたGenesis Magma Racingのハイパーカー「Genesis GMR-001」

 FIA WEC(世界耐久選手権)第4戦ル・マン24時間レースの決勝が6月14日16時~15日16時(現地時間、日本時間は6月14日23時~15日23時)にかけて行なわれている。TOYOTA GAZOO Racingも参戦している最高峰のハイパーカークラスには近年参戦が相次いでおり、ヒョンデもプレミアムブランドであるジェネシスでの参戦を表明している。

 そのジェネシスが、Genesis Magma Racingとしてハイパーカー「Genesis GMR-001」をル・マンに展示。コンセプトモデルなどとともにル・マン24時間レース来場者に訴求した。

ヒョンデのプレミアムブランドであるジェネシスも、ル・マン24時間レースのハイパーカークラスに参戦。フェラーリ、ポルシェ、トヨタと戦っていくことになる

 展示されたハイパーカーは、ヘッドライトまわりにジェネシスらしいアイデンティティを表現。プジョーのハイパーカーでも同様だが、レーシングカーと市販車の共通性を視覚的に訴えてくるものになっている。リアまわりの空力処理も多段的で、水平基調に空気を流しつつ、リアウィングやディフューザーでダウンフォースを得ようとする意図がうかがえる。

 Genesis Magma Racingとしては2026年にWECへ、2027年にIMSAへの参戦を予定しており、来年のル・マン24時間レースではジェネシスの活躍を見ることができるだろう。

ジェネシスらしさをヘッドライトまわりでアピール
リアまわり。リアウィングやディフューザーなどで多段的にダウンフォースを得ようとしていることが分かる
同時に展示されていたジェネシスのコンセプトカー
同時に展示されていたジェネシスの市販モデル