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自工会、設楽元文副会長が二輪車委員会メディアミーティングに参加「長期的な視点でバイクが日本に根付くことを皆さんとやってみたい!」

2025年7月11日 開催
日本自動車工業会 副会長 兼 二輪車委員会委員長 設楽元文氏(ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長 社長執行役員)

 日本自動車工業会(以下、自工会)は7月11日、神奈川県愛甲郡にある「宮ヶ瀬ヴィレッジ」(神奈川県愛甲郡愛川町半原2574)で「第12回 自工会 二輪車委員会メディアミーティング」を開催。自工会 副会長兼二輪車委員会委員長の設楽元文氏が、現地に集まったメディア関係者とのミーティングに参加した。

 この日のミーティングのテーマは「メディアと自工会の連携」、二輪市場活性化に向けた自工会とメディア関係者の意見が交換された。会場では、8月19日に自工会と日本二輪車普及安全協会の共催により東京「アキバ・スクエア」で「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY」を開催することが発表されるなど、二輪市場活性化に向けた自工会の取り組みが紹介された。

 ミーティング冒頭にあいさつをした設楽氏は、鈴鹿サーキットで8月1日~3日に開催される“鈴鹿8耐”「2025 FIM世界耐久選手権 "コカ·コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」について触れ、「その昔は相当数の動員があったのですが、日本ではバイクのトレンドに浮き沈みがあり、私自身はこれを文化にしていきたい」との思いを述べた。

 2025年の鈴鹿8耐では、ヤマハ発動機が2019年以来6年ぶりにファクトリーチーム「YAMAHA RACING TEAM」として参戦する。設楽氏は、鈴鹿8耐の盛り上がりに対する期待感を示すとともに、日本にバイク文化を根付かせたい思いがあるという。

 設楽氏は「文化というのは何かというと、やっぱり普遍的な価値観ですね。お客さんに知っていただきながら、それをちゃんと後世に伝えているような状況。日本はリーディングの立場で、世界を引っ張っている国かなと思いますので、短期的な思考にとらわれず、長期的な視点でバイクが日本に根付くことを私は皆さんと一緒にやってみたい」との思いを述べた。

写真左から、日本自動車工業会 副会長 兼 二輪車委員会委員長 設楽元文氏(ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長)と、日本自動車工業会 常務理事の江坂行弘氏

 会場となった「宮ヶ瀬ヴィレッジ」は、ツーリングスポットの「宮ヶ瀬ダム」に近い立地にある施設、メディア関係者もバイクに乗って集まるといった趣向が取られた。会場ではBBQ(バーベキュー)などを楽しみながらメディア関係者との意見交換をした設楽氏は「モーターサイクルの隣でいろいろ語り合うっていいな」などと、ミーティングに参加した感想を話していた。

集まったメディア関係者との記念撮影