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BMW Motorrad、新型モデル「R1300 RT」「R12 G/S」説明会 2025年上半期は前年比7.8%増で販売新記録を達成

2025年7月16日 発表
ビー・エム・ダブリュー株式会社 モトラッド・ジェネラルマネージャーの大隅武氏

 BMW Motorradは7月16日、新型モデル「R 1300 RT」「R 12 G/S」の国内発表・商品説明会を開催。

 BMW Motorradでは、ニューモデル投入といった製品攻勢をかけており、同説明会に登壇したビー・エム・ダブリュー モトラッド・ジェネラルマネージャーの大隅武氏からは、2025年上半期は対前年比7.8%増の登録台数3099台となり、販売新記録を達成したことが報告された。

BMW Motorradのツーリングアイコン「R 1300 RT」

「R 1300 RT」

 この日、国内公開された「R 1300 RT」は、最新テクノロジーを満載したBMW Motorradのツーリングアイコンとなるモデル。価格は366万1000円〜404万3000円で、注文受付は7月17日より専用Webサイトにて開始された。

 新型「R 1300 RT」は、最高出力107kW(145HP)/7750rpm、最大トルク149Nm/6500rpmを発生する水平対向2気筒 1300ccボクサーエンジンを搭載するツアラーモデル。

 非常に成功した前モデル「R 1250 RT」の後継モデルとして、ツーリング能力やライディング快適性といったRTモデルの実績ある特性を引き継ぎつつ進化させたという。デザインの改良や、新しいエンジン、シャシー、エアロダイナミクスを備え、ダイナミクス、快適性、ツーリング能力面で、このセグメントの最高要求に応えるライディング体験を提供するという。

クラシックなエンデューロ・デザインを採用する「R 12 G/S」

「R 12 G/S」

「R 12 G/S」は、アドベンチャー・セグメントにおいて伝説的な「R 80 G/S」をルーツに持つモデル。価格は249万3000円〜269万2000円。

 新型「R 12 G/S」に搭載される空冷/油冷の水平対向2気筒 1170ccのボクサー・エンジンは、最高出力80kW(109HP)/7000rpm、最大トルク115Nm/6500rpmを発生。最適なオフロード性能のために、フロントに21インチホイール、リアには17インチホイール、「エンデューロ・パッケージ・プロ」では18インチリアホイールも選択可能。

 外観は、1980年代に登場しモータースポーツなどでも活躍した「R 80 G/S」にインスパイアされたクラシックなエンデューロ・デザインを採用したことが大きな特徴となり、G/Sという略語(「Gelände / Straße」、オフロード/オンロードの意味)については、「G」と「S」が/で区切られていたころへのオマージュという。

2025年上半期は、対前年比7.8%増の登録台数3099台で販売新記録

2025年上半期は、対前年比7.8%増の登録台数3099台で販売新記録を達成した

 BMW Motorradでは、2025年の上半期、1月~6月にかけて、ニューモデル、スペシャルモデル、テクニカルアップデートを合わせて、11のモデルを導入するなど製品攻勢をかけ、対前年比で7.8%増となる登録台数3099台と、販売新記録を達成した。

2025年に投入するニューモデル
上半期の取り組みのハイライト

 説明会に登壇した、ビー・エム・ダブリュー モトラッド・ジェネラルマネージャーの大隅武氏は「今年1月から6月の上半期につきましては、販売新記録を達成できました。登録台数3099台は、250cc以上の国内での登録台数で、対前年比プラス7.8%という実績をあげさせていただいております」と報告した。

 上半期ではニューモデルの導入のほか、「モーターサイクルショー」への参加や「Night Rider Meeting 東京」の開催、新しいバイクの販売方法「STOCK LOCATOR」といった販売施策を実施。

 今後、下半期の取り組みとして、ニューモデルの「R 1300 R」「R 1300 RS」導入のほか、「Night Rider Meeting 神戸」「Motorrad Days」といったイベントの開催、BMW Motorradで四国を巡る3泊4日のツアー「Discovery Ride」の展開、モータースポーツとして「GS Trophy 予選会」の開催、鈴鹿8耐への参戦、といった取り組みを紹介した。

下半期の取り組み
本社ワークスチーム「BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM」が鈴鹿8耐に参戦する

 2025年8月1日~3日に開催される鈴鹿8耐「2025 FIM世界耐久選手権"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」については、BMW MOTORRAD本社のワークスチーム「BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM」も37号車「M1000RR」で鈴鹿8耐参戦することを紹介。

 大隅氏は「今年の8耐はプライベートのチームの方で、BMWに乗って挑まれるチームも複数ありますが、本社のワークスチームも今年は、Steven ODENDAAL選手、Markus REITERBERGER選手、そして過去4回、鈴鹿で優勝を飾っているMichael VAN DER MARK選手、彼がファクトリーチームに乗って鈴鹿を戦うということですので、私個人もそうですし、会社としても期待をしてるんですが、業界として、輸入車として、この鈴鹿8耐を盛り上げていくことに寄与できるかなと考えてます」との期待感を話した。