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スーパー耐久第5戦オートポリス、TOYOTA GAZOO ROOKIE Racingはニュル24時間を完走したGRヤリスを持ち込み再セッティング中

スーパー耐久のオートポリス戦に合わせて再セッティングが進む32号車 GRヤリス DAT

 スーパー耐久第5戦オートポリスが7月26日~27日の2日間にわたってオートポリス(大分県日田市)で開催される。25日は参戦するチームが練習走行を開始しており、26日の予選、27日の決勝5時間レースへ向けて調整を行なっている。

 このオートポリス戦にトヨタ自動車とルーキーレーシングの共同チームであるTOYOTA GAZOO ROOKIE Racing(以下、TGRR)は、6月のニュルブルクリンク24時間レースを完走したGRヤリスで参戦。現地では、オートポリスの特性に合わせたセッティングが進められている。

ニュルブルクリンク24時間レースの参戦ドライバーに加え、オートポリスでの参戦ドライバーである佐々木雅弘/小倉康宏選手の名前が並ぶ

 このGRヤリスの特徴は、市販パワートレーンをそのまま使っていること。エンジンや8速ATのGR-DATはそのまま使用し、レースに必要な安全装備を装着した上で、サスペンションまわりをニュル仕様にセッティング。見事24時間のレースを113周で走りきった。

 オートポリスではこのニュル仕様のサスペンションを、アップダウンの小さい日本のサーキット向けに硬めにリセッティング。さらにタイヤもブリヂストン製のニュルスペックとなっていたが、スーパー耐久で供給されているものへと変更されている。

 しかしながら、フロントバンパーまわりはニュルでテストしていた仕様のもので、リアウィングもニュル規定に合わせて両端を5cm延長したもの。これまで参戦していたGRヤリスとはカラーリングも含めて印象の異なるものになっている。

 エントリーリストで、この32号車のドライバーはMORIZO/佐々木雅弘/石浦宏明/小倉康宏選手と発表されており、ニュルブルクリンク24時間レースで15周を走りきったモリゾウ選手、サポートを含めて35周を走った石浦宏明選手もドライブを担当するようだ。