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カワサキ、初のスーパーチャージドエンジン搭載オフロード四輪「TERYX H2」 「Ninja H2」のエンジンを改良
2025年8月2日 10:40
- 2025年8月以降順次発売
カワサキモータースは、カワサキ初のスーパーチャージドエンジン搭載のオフロード四輪「TERYX H2」シリーズを8月以降に米国をはじめとする導入国で順次発売する。
ラインアップは、4人乗りで屋根がないエントリーモデルの「TERYX4 H2」、同じく4人乗りで屋根がある豪華仕様の「TERYX4 H2 DELUXE」、5人乗りの「TERYX5 H2 DELUXE」の3グレード。
カワサキは、近年の北米オフロードレクリエーション市場での、より高速・大型のモデルへのニーズの高まりを受け、オフロードレクリエーションにおけるスポーツ性と機能性・快適性、優れた耐久性や高い質感を備えたカワサキのオフロード四輪車「TERYX」シリーズのフラグシップモデルとして、スーパーチャージドエンジンを搭載した高性能スポーツモデルの投入を決定した。
搭載する水冷4ストローク並列4気筒999cm 3 スーパーチャージドエンジンは、「Ninja H2」のスーパーチャージドエンジンを、サイドバイサイドモデルに適するよう改良した専用設計のエンジンで、最高出力250HP、最大トルク198.3Nmを発生。
組み合わされるトランスミッションはCVT(無段変速機)で、強大なパワーを確実に前進する力へと変換。また、CVTは最適なパワーバンドの維持が可能で、シフトチェンジによる回転数の変動も発生しないため、ダイレクトでリニアなスロットルレスポンスを実現するという。
2WDおよび4WD+フロントデフロックの切り替えは、電子制御で走行中でも変更可能。ドライバーは変化する地形や用途に合わせて駆動システムを素早く簡単に切り替えられるほか、パワーモードはドライバーの好みや路面状況に応じて、「フル」「ミッド」「ロー」を選択できる。
また、エンジンのポテンシャルを最大限に活用できるように開発した車体、ロングストロークサスペンションと大径タイヤのコンビネーション、クイックステアリング、大径ペタルブレーキディスクによって、スムーズなハンドリングと確実な制動力を実現した。
エクステリアは、砂丘や砂漠を駆け抜ける姿をイメージして流麗に仕上げられたシルエットで、後方に向かって高く跳ね上がっていく形状は、走り出す準備を整えたスプリンターのような前傾姿勢を表現した。大型フロントグリルの両脇には、アグレッシブな形状のLEDアクセントライトとコンパクトなLEDヘッドライトを配している。
インテリアは、4ドア仕様で乗り降りしやすいデザインを採用。また、内側と外側の両側にドアハンドルを備え、開け閉めも容易にしたほか、ROPS(転倒時保護構造)は低いシルエットを追求しながらも、ドライバーのヘッドクリアランスを考慮して設計。前席には新型ハイバックバケットシートを、後席には新型ハイバックバケットシート(TERYX4 H2/TERYX4 H2 DELUXE)、または後席に3人が座れるコンタードスポーツシート(TERYX5 H2 DELUXE)を装備する。
ステアリングの奥にある7インチのハイグレードフルカラーTFT液晶ディスプレイは、複数の表示モードを選択でき、ドライバーは好みの表示モードで情報をひと目で確認できる。「TERYX4 H2 DELUXE」「TERYX5 H2 DELUXE」には、10インチのGarmin Treadオフロードナビゲーションシステムを搭載し、グループ間での通話が行なえる機能やオーディオ機能も備えている。



















