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日産、新型「ルークス」先行披露会 「日産復活の鍵を握る重要なモデル」と強調
新CMキャラクターを務める女優の仲里依紗さんも登場
2025年8月22日 17:49
- 2025年8月22日 発表
日産自動車は8月22日、同日発表した新型「ルークス」の先行披露会をベルサール秋葉原(東京都千代田区外神田)で開催した。新型ルークスの発売は秋ごろを予定し、価格(予定)は160万円台~。
先行披露会では、日産自動車 日本マーケティング&セールス 執行職の杉本全氏が冒頭のあいさつを実施した。杉本氏は日産が5月に発表した経営再建計画「Re:Nissan」について触れ、新型ルークスがこの計画発表後に日本市場へ投入する初めての新型車であり、「日産復活の鍵を握る重要なモデル」であると強調。
また、2009年に誕生した初代ルークスから進化を続け、今回の4代目モデルは安全性、乗り心地、使い勝手、静粛性のすべてにおいて魅力あふれるクルマに仕上がっていると語り、「新型ルークスは従来の軽自動車の常識を打ち破る、全く新しい価値を提供させていただきます。心地よいインテリアや、前型でご好評いただいておりましたアラウンドビューモニターをさらに進化させたフロントワイドビュー、軽自動車初のインビジブルフードビューなど、多くの先進安全技術を充実させ、心にゆとりを持って乗りこなせる軽自動車に仕上げてまいりました。従来の軽自動車を超えた上質な乗り心地、室内空間の広さ、使い勝手の良さ。乗り込んだ瞬間からこの新型ルークスの魅力に、皆さまお気づきいただけると思います」とアピールした。
続いて新型ルークスの商品企画を担当したリージョナルプロダクトマネージャー 田仲藍氏が登壇し、商品の魅力と開発の狙いについて説明した。田仲氏によると、初代ルークスは2009年12月に誕生し、約15年半かけて2代目、3代目と進化を重ねてきた。4代目となる新型ルークスの企画にあたっては、軽自動車に求められる価値の変遷を深く分析し、ターゲットカスタマーを40代子育て世代の女性に設定した。
新型ルークスの商品コンセプトは「私の世界を広げてくれる広くて安心、頼れる私の軽BOX」であり、このコンセプトを実現するための3つのアピールポイントとして「乗って広々」「使って安心」「お出かけワクワク」を挙げた。
「乗って広々」を具現化するデザイン面では、軽自動車の規格寸法の中で最大限に広さや大きさを表現できるデザインを目指し、「かどまる四角のデザイン」を随所に取り入れた。インテリアデザインのコンセプトは「Breeze(そよかぜ)」で、心地よい光と風を車内に取り込みながら、家族みんなでリラックスできる空間を目指したという。また、「新型ルークスは実寸法でも広さにこだわって作り込んでいます。先進的で室内をすっきりと見せてくれる統合型のインターフェースディスプレイの採用により、室内長は現行車よりも大幅に拡大し、クラスNo.1を実現しました。他にもシートの座り心地の良さにもこだわっています。現行からご好評いただいているゼログラビティシートを全ての席で採用しています。また、シートの着座時のフィット感やソフト感を向上させて、より自宅のソファのような座り心地の良さを実現しました」などとアピールした。
「使って安心」の安全面では、インテリジェントアラウンドビューモニターの機能を進化させ、3Dビュー機能を日産の軽として初めて採用。フロントワイドビュー機能やインビジブルフードビューなど、より安心安全な運転をサポートする機能を搭載している。
そしてアピールポイントの3つめである「お出かけワクワク」については、「従来のディーラーオプションナビの選択肢に加え、ルークスとしては初めてメーカーオプションのNissanConnectインフォテインメントシステムを採用しました。Googleマップを始めとして、普段スマートフォンで楽しめる情報やエンターテイメントも車内でご利用いただけます。また、他の車種でもご好評いただいている日産コネクトサービス、例えば乗る前エアコンなどの機能もご利用いただけるようになり、お客さまのワクワクなお出かけをサポートいたします」と述べ、「ここまでご説明のとおり、新型ルークスでは商品企画、開発、デザイン、マーケティングまでプロジェクトチームメンバー一丸となってクルマ作りを行なってまいりました。軽自動車の市場の中で最も競争が激しいこのスーパーハイトワゴンのカテゴリーにおいて、新しい軽のスタンダードとして新型ルークスを投入いたします。自信を持って皆さまにお届けできる1台に仕上がっていますので、ぜひ新しいルークスの魅力をご体感ください」とコメントしてプレゼンテーションを締めくくった。
また、イベントの後半では新型ルークスの新CMキャラクターを務める女優の仲里依紗さんが登場し、日産のチーフマーケティングマネージャーの近藤啓子氏、プログラムデザインダイレクターの入江慎一郎氏、カラーデザイナーの三宅広華氏とともに新型ルークスの魅力について語り合った。仲さんは実際にクルマに試乗した感想として、後部座席の広さや見える機能の便利さ、デザインのかわいらしさに感動したなどと述べた。



















