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ヤマハ、REVortexと協業で自動車用電池のリパーパス事業化検討に着手
職域向け二次リースと使用済み電池の再利用
2025年10月6日 13:46
- 2025年10月6日 発表
ヤマハ発動機は10月6日、REVortex(リボルテックス)と「職域向け二次リース事業および自動車用電池の小型モビリティへのリパーパス実証事業」での協業について基本合意に基づき、事業化検討に着手したと発表した。
今回の協業パートナーであるリボルテックスは、リパーパス電池事業等を通じて循環型経済の活性化を目指すSOMPOホールディングスのグループ会社。ヤマハでは自動車の職域向け二次リースや、小型モビリティへのリパーパス(再生/用途転換)電池の適用など、社会実装に向けた各種の取り組みを進めていくとしている。
近年、EV市場の普及・拡大に伴い、使用済み自動車用リチウムイオン電池の有効活用が、循環型経済や資源循環の重要テーマとしてクローズアップされる一方、多くの使用済み電池が自動車に搭載されたまま海外中古車市場に流出しており、この領域では国内における循環型経済が十分に機能していない。
ヤマハグループでは、「限りある資源の有効活用と循環利用の促進」を目標として掲げ、循環型経済の実現に向けたさまざまな取り組みを行なっていて、今回の合意は、ヤマハが有する小型モビリティ事業での実績と豊富な知見を基盤に、使用済み電池の回収・再生で実績を有するリボルテックスとの協業でリパーパス電池の社会実装に取り組むもの。
ヤマハは2024年度より経済産業省の実証事業を担うなど、自動車用電池の分析から回収・再生まで幅広い領域で実績を積み重ねていて、今後は職域向け二次リースを起点に、農業や建築現場、地域内移動等で活躍する各種電動小型モビリティにも、リパーパス電池搭載の検討・実証等を進めていくとしている。
なお、2025年10月14~17日、幕張メッセで開催されるデジタルイノベーション展「CEATEC 2025」の電池サプライチェーン協会(BASC)ブースで、同実証事業のコンセプトモデル展示が行なわれる。
