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ホンダ、「CB1000F」「CB1000F SE」を発売 価格はCB1000Fで139万7000円、CB1000F SEで159万5000円
2025年10月10日 14:11
- 2025年10月10日 発表
本田技研工業は、大型ロードスポーツモデル「CB1000F」を11月14日に、「CB1000F SE」を2026年1月16日に発売する。国内の年間販売計画台数はシリーズで計5000台。価格はCB1000Fが139万7000円、CB1000F SEが159万5000円。
なお、2025年10月29日より開催される「ジャパンモビリティショー2025」(プレスデー:10月29日~30日、一般公開日:10月31日~11月9日)のホンダブースで、「CB1000F」「CB1000F SE」が展示される。
「CB1000F」は、最高出力91kW(124PS)/9000rpm、最大トルク103Nm/8000rpmを発生する、水冷4ストロークの直列4気筒DOHC 999cm3エンジンを搭載する大型ロードスポーツモデル。
ホンダを代表するプロダクトブランド「CB」のフラグシップモデルとして、幅広いシーンでの操る楽しさや高揚感、さらには所有すること自体の満足感といったロードスポーツバイクの普遍的な価値を見つめなおし、ホンダスポーツバイクラインアップの「進化する基準」であるCBの最新の回答として具現化したモデルという。
「CB1000F SE」は、CB1000Fをベースに、トラディショナルなプロポーションをさらに引き立てるヘッドライトカウルのほか、ラジエーターグリル、グリップヒーター、クイックシフター、専用カラーステッチシートを採用するなど、外観と装備の充実を図り、所有感のさらなる向上を目指した仕様となる。
パワーユニット
パワーユニットは、スーパースポーツモデルのエンジンをベースに、市街地で扱いやすいトルクフルな特性と、高速巡行時の落ち着いたライディングフィールを兼ね備えた、幅広いシーンで力強く軽快なファンライドを満喫できる動力性能を目指した。
バルブタイミングおよびリフト量を最適化した新設計カムシャフトを採用し、低回転から高回転まで、谷のないスムーズな出力特性としている。また、左右2気筒ごとに異なるバルブタイミングとすることに加え、エアファンネルを新設計し、低中回転域でのトルクフルなセッティングにするとともに、鼓動感のある重厚な排気音を目指した。
トランスミッションは1、2速をローレシオ化することで駆動力を高めるとともに、低速時の取り回しやすさに配慮。また、高速巡航時のエンジン回転をおさえるなど、気負わず扱いやすい変速比とした。
車体
車体は、歴代モデル「CB750F」(1979年)の、フューエルタンクからサイドカバーを経てリアカウルに繋がる伸びやかなラインと、スムーズに連続する一体的なデザインをモチーフにすることに加え、最新の性能を備えた大排気量直列4気筒エンジンの持つ力強さを、幅方向の抑揚として表現したデザインとした。
フレームはより幅広い使い勝手を想定し、シートレールを専用設計とすることで、タンデムライディング時の居住性や、積載性に配慮。
サスペンションは、フロントに倒立式のSHOWA(Astemo)製SFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)を採用。伸び側、圧縮側の減衰力とプリロード調整機構を装備することで、ライダーの好みやシチュエーションに合わせた設定が可能。リアに分離加圧式シングルチューブタイプのクッションユニットと専用リンクレシオを採用。素直なハンドリングと軽快性、乗り心地のよさに寄与するという。
ブレーキは、フロントにΦ310mmのフローティングダブルディスクと、NISSIN(Astemo)製対向4ポットラジアルマウントキャリパーを、リアにΦ240mmシングルディスクとNISSIN製1ポットキャリパーを採用。
また、6軸IMUを採用することで、より正確なピッチング、ロール、ヨーの車体姿勢検知を可能とし、スロットルバイワイヤシステム(TBW)や、コーナリングABSなどの制御技術の精度を高めることに寄与するという。
そのほかの装備
そのほか、豊富な情報を見やすく表示する5インチフルカラーTFT液晶メーターや、車両とスマートフォンを連携させることで、ハンドルのセレクトスイッチや別売りのヘッドセットでの音声入力が可能となり、音楽再生やナビゲーションなどアプリの操作ができるHonda RoadSyncを標準装備。また、市街地からワインディングまで幅広いシチュエーションや路面状況に合わせて好みの出力特性を選択できるライディングモードを搭載。加えて、Honda SMART Keyシステムを採用し、スマートキーを携帯して車両に接近することで、スマートキー自体を取り出すことなく、メインスイッチノブの解施錠が可能。
サステナブルマテリアルの適用
環境負荷ゼロ社会の実現に向けた取り組みとして、CB1000Fでは、自動車や家電などの製造過程や成形過程において発生する余分な樹脂をリサイクル材としてリアフェンダーおよびシート底板に使用している。
カラーリング
カラーリングは、1980年代に北米のレースシーンで活躍したCB750Fのカラーリングと、初代CB750Fのストライプをモチーフとした。
CB1000Fは、「ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)」「ウルフシルバーメタリック(グレーストライプ)」「グラファイトブラック」の3色設定。CB1000F SEは、「ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)」の1色設定。







