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ニスモ、新商品「L型6気筒エンジン用DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット2026年モデル」 価格385万円

2025年11月6日 発表
2026年1月受注開始予定、2026年春出荷開始予定
L型6気筒エンジン用 DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット 2026年モデル(画像は開発途中のもの、エンジンコンプリートでの販売ではない)

 日産モータースポーツ&カスタマイズ(略称:NMC)は11月6日、NISMOブランドの新商品「L型6気筒エンジン用DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット 2026年モデル」を発売すると発表した。販売数は300セットで、価格は385万円。

 2026年1月受注開始予定で、2026年春の出荷開始予定、301セット目以降の発売時期、価格、仕様は未定。なお、生産数に限りがあるため、ユーザーが同商品を搭載する車両を指定した後、L型エンジンのチューナーに取り付けを依頼してから注文を受け付けるという。

L型6気筒エンジン用 DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット 2026年モデル(画像は開発途中のもの、エンジンコンプリートでの販売ではない)

 新商品「L型6気筒エンジン用DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット 2026年モデル」は、現代の技術に基づき新たに設計を行い、コンパクトな燃焼室による高い熱効率と優れた環境性能を両立した、L型6気筒エンジン用DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット。

 チューニング業界では稀な強化サイレントチェーンをキット専用品とし新規設計。強度、耐久性の向上はもちろん市街地走行での室内静粛性も両立させた。

 パーツキットは、L型エンジンチューニングに精通したエンジンチューナー向けに、チューニングの自由度を持たせたチューニング素材として設定。車両に搭載するには、新商品によるシリンダーヘッド組立のほか、腰下部品の改造、吸排気部品の選定・調達、エンジン組付け、車両搭載に必要な部品の調達、車両搭載後のセッティングなどの全ての作業が必要となる。

 NISMO試作仕様では、L28型エンジンブロックのボア径をφ89mmに拡大し、最高出力300PS程度、最大トルク300Nm程度、最高回転数7500rpmの性能を達成したという。

L型6気筒エンジン用 DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット 2026年モデル(画像は開発途中のもの、エンジンコンプリートでの販売ではない)

 仕様は、アルミ鋳造DOHC 4バルブ、直動式バルブ、バルブクリアランス調整はインナーシムタイプ、カム駆動は二段掛けサイレントチェーン方式を採用。

 新商品の主な特徴としては、小挟角4バルブによる超コンパクト燃焼室と、高タンブルポートの筒内流動による理想的な燃焼性能を、L型エンジン用に最適化し適用。さらに、レース用エンジンの解析ツールを応用し、全域にわたり出力最大となるよう最適化を行なった。

 強化サイレントチェーンは、一次側(プライマリー側)6.35mmピッチに対し、二次側(セカンダリー側)に8mmピッチを用いることで、カムプロフィールやバルブスプリングの変更などによる高負荷にも対応する仕様とした。ヘッド側のテンショナー他、各種スプロケット、ブロック側テンショナー、チェーンガイドなどもキット専用に設計。サイレントチェーン方式は整備性に優れることから、比較的容易にセットアップできる。

 オプションとして、カムシャフト半加工品素材(プロフィール未加工)の単品設定、フェアレディZ(S30/S31)搭載用パーツ(エンジンマウントブラケットキット、オイルパンキット、インテークマニフォールドキット、エキゾーストマニフォールド)を設定している。

L型6気筒エンジン用DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット 2026年モデルオプション設定パーツ

・カムシャフト半加工品素材:11万円
・エンジンマウントブラケットキット:16万2800円
・オイルパンキット:34万6500円
・インテークマニフォールドキット:29万7000円
・エキゾーストマニフォールド:48万1800円

※オプション部品は「L型6気筒エンジン用DOHCシリンダーヘッド変換パーツキット 2026年モデル」購入者のみ購入可能。