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JAF、自転車の安全利用を啓発する特設サイト「自転車ナビ」公開

2025年10月3日 公開
新規開設された自転車の交通安全啓発サイト「自転車ナビ」

 日本自動車連盟(JAF)は10月3日、自転車の安全な利用を啓発し、交通ルールの理解促進と事故防止を目的とした特設サイト「自転車ナビ」を公開した。

 合わせて、交通安全教育において事故防止効果のある「実写版」危険予知・事故回避トレーニングの新作動画2本をJAFのWebサイトとYouTube公式アカウントで公開した。

自転車の交通安全啓発サイト「自転車ナビ」を新規開設

 日常の手軽で便利なパートナーとして子どもから大人まで幅広く使用されている自転車だが、免許不要で乗ることができる一方で、正しい交通ルールの認知や教育の機会が不足している現状が問題視されている。

 2026年4月1日から改正道路交通法が施行されることとなり、自転車の乗り方や自転車関連の違反、事故への関心が高まっていることから、「自転車ナビ」では、未就学児の子どもから大人までそれぞれのライフステージごとに、自転車に乗る際に気を付けてほしいことや自転車が関係する事故の事例と事故を避けるための対応のほか、年代を問わず自転車利用の際に押さえておきたいポイントを紹介している。

「実写版」危険予知トレーニング「自転車編」の新作動画2本を追加公開

 危険予知トレーニングとは、交通安全教育において事故防止効果のある手法とされており、道路交通に潜む危険を事前に予測し、適切に対応することにより交通事故を未然に防止しようとするもの。「安全」に危険な場面を覚えることで、予測する能力のトレーニングになるとしている。

 自転車が関係する違反や事故に注目が集まるなか、今回は道路上での危険な場面を再現し、交通違反や事故の防止の啓発を目的とした自転車編が追加公開された。

追加公開された「実写版」危険予知トレーニング「自転車編」の新作動画

 JAFは、「自転車が自動車や歩行者と同じ道路利用者の一員として安全で円滑な交通を実現していくためには、正しい情報を把握して交通ルールやマナーを守ることが大切になります。新しく公開した自転車ナビサイトや、『実写版』危険予知トレーニングで自転車を安全に利用するための情報を改めて確認し、事故や違反を未然に防ぎましょう」としている。