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トヨタ 豊田章男会長、独Auto Bild誌の「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」受賞 理念「Making ever-better cars(もっといいクルマをつくろう)」など評価

独Auto Bild誌の「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」受賞に際し、ビデオメッセージを寄せたトヨタ自動車株式会社 代表取締役会長 豊田章男氏

 トヨタ自動車 代表取締役会長 豊田章男氏が11月19日(日本時間)、独Auto Bild(アウトビルド)誌の「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」を受賞した。アウトビルド誌は授賞式の模様をインターネット中継した。

 アウトビルド誌は欧州を中心に36か国で毎週発行(部数700万部以上)している自動車雑誌。日本でもAuto Bild JapanとしてWeb版を展開している。

豊田章男氏が受賞したゴールデン・ステアリング・ホイール賞

 ゴールデン・ステアリング・ホイール賞は1976年に創設され、車両と個人を表彰している。車両は毎年、人物に関して不定期に「Lifetime Achieving Award」として、自動車業界での功績を認めた個人に授与している。

 2023年にはWolfgang Porsche氏、2017年にはHåkan Samuelsson氏が表彰されており、日本人としては初めての受賞となる。

 アウトビルド誌は授賞を知らせる誌面で、「世界の自動車業界で最も影響力ある人物の一人。そして、最も情熱的なリーダー」と紹介。豊田章男氏の経歴に触れ、「企業を経済的な成功へ導いただけでなく、尊敬・謙虚さ、そして自動車への誠実な愛情によって、トヨタに『魂』を吹き込みました」と伝えている。

 この受賞には、世界最大級の自動車会社であるトヨタ自動車の経営者としての立場が評価されていると思われるが、「豊田氏を他の経営者と隔てるもの。それは、クルマへの情熱が心の底から湧き出ていることです。子供のような喜びと、真のクルマ好きとしての揺るぎない熱意を持ち続けています」と、自動車会社の経営者でありながらクルマ好きであることを評価。ニュルブルクリンク24時間レースへの挑戦へも触れ、「彼はレーシングドライバーとして『モリゾウ』という名前で自らステアリングを握ります」と、地元ドイツで開催される耐久レースへの挑戦を紹介している。

 豊田章男氏の行動原理は、「象徴が、理念『Making ever-better cars(もっといいクルマをつくろう)』です」と紹介し、「豊田氏はレーサーでありビジョナリーであるだけでなく、社会的な意識も持ち合わせています。トヨタは長年パラスポーツを支援し、クルマを超えたインクルーシブなモビリティを推進しています。豊田氏にとってそれは、『技術は人を動かすもの』という信念そのものです。こうして豊田章男氏は、経営者でありカーガイ、ビジョナリーであり伝統主義者、レーサーであり人間味あふれるリーダー、という稀有な存在となりました。技術と人間性の両立を体現する人物です」と、人間性まで踏み込んで読者に伝えている。

 なお、アウトビルド誌の編集長であるロビン・ホルニッヒ氏は、「親愛なる章男さん、親愛なるモリゾウさん。会長として指揮するだけでなく、自らハンドルを握る姿を見せてくれてありがとう。心からお祝いと敬意を!」とエンドースコメントを寄せている。