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トヨタ豊田章男会長、仏「Le Journal de l'Automobile」誌の「Man of the year」を受賞
2025年4月10日 10:33
フランスの自動車誌「Le Journal de l'Automobile」は、トヨタ自動車 代表取締役会長 豊田章男氏が同誌が主催する「Man of the year」を受賞したことを発表した。
Man of the yearは、その年の自動車業界を代表する人を表彰するもので、審査員にはブルームバーグのアルベルティーナ・トルソリ氏、ル・モンドのソフィー・フェイ氏、オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパのピーター・シーガル氏ら、ジャーナリストなど30名が審査して決定する賞。1981年から実施され、40年以上続いている賞となる。
今回の受賞理由として、「豊田章男氏は、厳しい経済状況の中でトヨタの経営の舵取りを担い、自動車産業の世界的リーダーとしての地位を確固たるものにした」が挙げられ、カーボンニュートラルへと向かう世界の中で、ほかの自動車メーカーと異なるマルチパスウェイ戦略を推進し、経営者としてその実績を示したことが評価されたものと思われる。
豊田章男会長はこの受賞に際してのインタビューにおいて、「私はクルマが大好きなんです。だから、もっと勉強し、働いて、もっといいクルマをつくり続けたいと思います」と、受賞のお礼を伝えている。
トヨタ自動車 豊田章男会長 受賞のお礼
この度は、栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。今回の受賞は、仕入先、販売店をはじめ、トヨタの「もっといいクルマづくり」を支えてくれている多くの仲間たちの努力の結果であり、その代表として、私がトロフィーを受け取るのだと思っております。
そして何よりも、欧州をはじめ、各国・各地域に、トヨタのクルマを愛してくださるお客様がいらっしゃったからこそ、いただけるものだと思っております。
この場をお借りして心より御礼申し上げます。
今日は、皆様に、私が大切にしている言葉を紹介したいと思います。私の父であり、トヨタの名誉会長でもあった豊田章一郎の言葉です。
「新しいモノをつくるために知恵を絞り、汗をかき、時間を忘れて熱中する。その瞬間が極めて楽しい。苦心した末にモノができあがったとき、それを誰かが使って喜んだり、助かったりしたとき、このうえない喜びと感動に包まれる。だから、もっと勉強し、働いて、もっと良いモノをつくろうと思う」
私はクルマが大好きなんです。だから、もっと勉強し、働いて、もっといいクルマをつくり続けたいと思います。
そして、欧州の人たちを笑顔にできる「町いちばん」のクルマ屋を目指して、努力を続けてまいりたいと思います。この度は誠にありがとうございました。