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ル・マン24時間レース、豊田章男会長が「スピリット・オブ・ル・マン2023」受賞

2023年5月29日(現地時間) 発表

写真は、富士24時間レースに参戦した豊田章男氏

 ル・マン24時間レースを主催するACO(西部自動車クラブ)は5月29日(現地時間)、6月10日~11日に開催されるル・マン24時間レースの100周年を記念して、トヨタ自動車会長の豊田章男氏に「スピリット・オブ・ル・マン2023」を贈るとともに、100周年記念グランドマーシャルにトム・クリステンセン氏を迎えることを明らかにした。

 豊田氏に贈られた「スピリット・オブ・ル・マン2023」は、現在、トヨタはフェラーリ、ポルシェ、アウディに次いで、5連勝を達成した4番目のメーカーとなり、8回のポールポジション(1999年、2014年、その後2017年~2022年)に加えて、小林可夢偉選手の3分14秒791(平均251.882km/h)という、2017年以来絶対的なサーキット記録を保持していることなどに敬意を表したもの。

 100周年記念グランドマーシャルに選ばれたクリステンセン氏は、ル・マン24時間レースで9回の優勝という記録を持ち、2022年より100周年記念のアンバサダーに任命されており、6月10日16時前に行なわれる100周年記念レースのフォーメーションラップで、62台のマシンを誘導するグランドマーシャルの役割が与えられた。

 ACO会長のピエール・フィヨン氏は「トム・クリステンセン氏と豊田章男氏にこのような形で報いることができ、大変光栄に思います。また、このような機会を与えてくださったことに心から感謝します。このお2人は、ル・マン24時間レースの象徴である『革新』『忍耐』『成功』『前向きな考え方』を見事に体現している重要な人です。トム氏は、世界最高の耐久レースの生ける伝説であり、この1年間、貴重なアンバサダーとして活躍してくれました。豊田章男氏は、私たちの100周年記念式典に出席し、その栄誉をたたえました。私たちが守る価値観を体現する企業の会長に、スピリット・オブ・ル・マンのトロフィーを贈ることができ、大変うれしく思います。さあ、レースを始めましょう!」とコメントしている。

写真は、富士24時間レースに参戦した豊田章男氏