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豊田章男会長、「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」受賞について「人間『豊田章男』、人間『モリゾウ』として評価をいただいた」と感謝

スーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿でインタビューに応えるトヨタ自動車株式会社 代表取締役会長 豊田章男氏

 11月19日、独Auto Bild(アウトビルド)誌は同誌の「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」をトヨタ自動車 代表取締役会長 豊田章男氏に贈ることを発表した。これは、豊田章男氏を「世界の自動車業界で最も影響力ある人物の一人。そして、最も情熱的なリーダー」と評価し、「トヨタに『魂』を吹き込みました」とクルマに対する情熱や愛情に言及している。

 また、アウトビルド誌の編集長であるロビン・ホルニッヒ氏は、「親愛なる章男さん、親愛なるモリゾウさん。会長として指揮するだけでなく、自らハンドルを握る姿を見せてくれてありがとう。心からお祝いと敬意を!」とエンドースコメントを発表しており、レーシングドライバー、ラリードライバーであるモリゾウ選手としての活動にも敬意を表している。

豊田章男会長は、ルーキーレーシング代表として大嶋和也選手らとともにサイン会に

 同賞の受賞について、スーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿を訪れていた豊田章男会長に聞く機会があった。

──今週、独Auto Bild誌の「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」の受賞が発表されました。同賞の受賞にあたってどのようなことを感じられましたか?

豊田章男氏:非常に光栄です。代表でもらっていますが最後の追記がですよ、追記にモリゾウさんと書いてあるんですよ。あれだけ社内外から批判されて、批判されても続けてきた(モリゾウとしてのレーシング活動)ことが、今では評価されている。

 そこを評価されての受賞だからね。単に会社の業績がいいということではなく、自分が人間『豊田章男』、人間『モリゾウ』としてやってきたことに対して評価をいただいた。

 それは、後にああいうことをやっていても、こういう賞をもらえるぞという一つの事例ができた意味では大変ありがたい。

──えっと、事例ができたとはいえ、なかなか(モリゾウさんみたいなことは)できないとは思うのですが?

豊田章男氏:だけど、ありがたいと思います。

(この賞の受賞は)本当は(現地に)行かなければいけないのです。それを特別に(メッセージ)映像で許していただきました。その映像も、ものすごく真剣に見ていただいた。大変感謝しています。はい。

仏「Le Journal de l'Automobile」誌から「Man of the year」に続いての受賞に

 短い時間ではあったものの、豊田章男会長は自身が一人のドライバーとして始めたニュルブルクリンク24時間レースへの取り組みが評価されたのが、とてもうれしいという。豊田会長は2025年、仏「Le Journal de l'Automobile」誌から「Man of the year」を贈られており、経営者としての手腕、カーガイとしてのクルマ愛が同様に評価されている。

 世界有数の自動車会社の経営者でありながら、モリゾウとしてレーシング活動を行なっていることは、世界的な評価となっているようだ。