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ホンダ「UNI-ONE」にソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM」採用
2025年12月10日 17:52
- 2025年12月9日 発表
ソラコムは12月9日、同社のIoTプラットフォーム「SORACOM」が、本田技研工業の開発したモビリティロボット「UNI-ONE」のデータ通信基盤として採用されたと発表した。
9月24日から日本国内の法人向けに発売されたUNI-ONEは、座ったまま体重移動するだけで歩行するように移動でき、両手が自由に使える着座型のモビリティロボット。施設内での回遊、オフィスや作業場所における業務効率化、高齢者をはじめとする多様な人材の移動支援など、幅広い用途での活用が想定されている。
今回、ホンダはSORACOMを通じてUNI-ONEに搭載されたECU(電子制御ユニット)から、バッテリの充電状況や位置情報、速度、センサー情報などを取得し、サービス向上やメンテナンス、性能や運転行動の分析に活用。また、UNI-ONEの機能追加や改善などファームウェアのリモートアップデートにもSORACOMが安定した配信基盤を提供する。
SORACOM採用の理由としては、SORACOMはセルラー通信を採用するIoTプラットフォームとなり、その中でもデータ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」が提供するIoT向けに最適化された料金プランが評価された。小規模から大規模まで柔軟に運用できる回線管理コンソールとAPI、そして複数のキャリアで通信できるマルチキャリア対応などの拡張性を持つ。
ソラコムでは、これらの通信基盤技術を通じて、ホンダが目指す新しいモビリティ価値の創出とUNI-ONEの継続的な成長を支援していくとしている。

