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三菱自動車、独自四輪制御技術「S-AWC」搭載など大幅改良した「デリカD:5」正式発表 価格は451万円から
2025年12月18日 13:00
- 2025年12月18日 発表
- G:451万円
- G-Power package:474万6500円
- P:494万4500円
三菱自動車工業は12月18日、大幅改良した「デリカD:5」を正式発表した。全3グレード設定で、価格は「G」が451万円、「G-Power package」が474万6500円、「P」が494万4500円。発売は2026年1月9日。
デリカの名称は「デリバリーカー」が由来で、1968年に初代モデルを発売して以来、さまざまな道路状況でも確実に乗員や荷物を目的地まで運ぶクルマとして、半世紀以上支持され、初代から累計で138万台以上を販売しているロングセラーモデル。
現在の5代目デリカD:5は、ミニバンの優しさとSUVの力強さの融合をテーマに開発。優れた居住性と多才な積載性を持ちつつ、オフロードからオンロードまで行ける機動性と信頼性を合わせ持つSUVテイストのミニバンとして2007年1月に登場。2019年2月に大幅改良を行ない、三菱のフロントデザインコンセプト“ダイナミックシールド”を採用し、車内も機能性と上質さをコンセプトに刷新した。パワートレーンは直列4気筒2.2リッターディーゼルエンジンと8速ATによるパワフルかつ静かで滑らかな走りを実現している。
今回正式に発表された大幅改良モデルは、ジャパンモビリティショー2025に出展されると同時に予約注文が開始され、価格は約450万円~約495万円とアナウンスされていた。
最も進化したのは、WRCで活躍した「ランサーエボリューション」などで培った独自四輪制御技術「S-AWC(Super All Wheel Control)」の採用で、あらゆる路面状況で高度な走破性と操縦安定性を手に入れた点。
ドライブモードは「NORMAL」「ECO」「GRAVEL」「SNOW」の4つに、下り坂でも車速を一定に保つ「ヒルディセントコントロール」を搭載し、路面状況に応じた最適な走行を可能にした。
エクステリアは、フロントグリルとフロントバンパーをシンプルで立体感のある力強いデザインとしたほか、リアは左右につながっていたテールランプから、中央に「DELICA」ロゴを配置するスタイルに変更。リアビューをよりシンプルでプレミアム感のあるデザインへと仕上げている。
さらに、ボディサイドにはワイドで安定感のある足まわりと、高い走破性を想起させるホイールアーチモールを新たに採用することで、力強さとギア感を向上させた。加えて、新デザインの18インチアルミホイールも採用した。
インテリアは、センターパネルを傷つきに配慮したダークグレーとし、シートには「CHAMONIX(シャモニー)」にも使用しているスエード調素材(撥水機能付き)と合成皮革のコンビネーション生地を採用。ステッチを内装各部同様のカーキ色とするなど、より機能的でありながら統一感を高めた。
また、8インチカラー液晶ディスプレイメーターを採用し、視認性の向上に加えて金属調アクセントを採用したインストルメントパネルによって、先進性とギア感、プレミアム感も付与した。さらに、センターコンソール、フロアコンソールの下部にUSB Type-Cをそれぞれ2ポート追加し利便性も向上させている。





















