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デリカシリーズのコンセプトストア「デリカベース」が期間限定で誕生 10月25日のオープンに先駆け見学してみた

2025年10月25日~11月16日 期間限定開催
デリカシリーズを対象としたコンセプトストア「デリカベース」。取材時は設営中だったため会場レイアウトはまだ未完成の状態だが、デリカD:5の楽しみ方が詰まったスペースとなる

デリカシリーズに特化したコンセプトストア

 三菱自動車工業のデリカシリーズ(デリカD:5、デリカミニ)の楽しみ方を提案するコンセプトストア「デリカベース」が、10月25日~11月16日までの期間限定でオープンする。場所は西日本三菱自動車販売 岡崎城北店(愛知県岡崎市城北町6番地5)で、開催時間は岡崎城北店の営業時間に準じるものとなる。詳細はデリカベースの公式サイトで確認を。

コンセプトストア「デリカベース」は西日本三菱自動車販売 岡崎城北店のショールームを使用して開催される

 デリカベースは岡崎城北店のショールームの一角を使用して開かれるもので、開期中は三菱自動車の担当者が常駐し、来場者ごとにニーズに合ったデリカD:5の活用法やカスタマズの提案を行なう。

 デリカベースのスペースには東京オートサロン2025の出展車両「デリカD:5 BLACK Edition ACTIVESEEKER」の展示のほか、カスタムパーツメーカーのデモカーなども展示される。さらに10社11ブランドからデリカD:5用カスタムパーツや三菱自動車のデリカ向けオフィシャルグッズも並べられている。

画像は東京オートサロン2025の出展車両「デリカD:5 BLACK Edition ACTIVESEEKER」。ルーフトップテントやサイドオーニングも装備。デリカベースでは乗り込むこともできる

 デリカベースで取り扱うパーツメーカーは三菱自動車のイベント「スターキャンプ」に協賛するメーカーや、「デリカD:5 BLACK Edition ACTIVESEEKER」の製作に協力しているメーカーが中心となり、取り扱うパーツは車検に通る保安基準適合品のみとなる。

 アウトドア指向のユーザーは愛用する道具に関して、機能だけではなく質感なども大切にする傾向だと思うので、今回のような現物を見て比べられるイベントにメリットを感じるのではないだろうか。

 また、コンセプトストアで購入したパーツは岡崎城北店で装着することもできる。カスタムパーツは欲しいけれど装着作業のクオリティなどが気になるユーザーにとって、三菱自動車ディーラーのサービス部門で装着してもらえるという部分も魅力的だろう。

パーツメーカーの製品も展示され、購入することも可能。取材時は開店準備中だったので並べられているパーツ数は少ないが、開期中は10社11ブランドからエクステリア、インテリア、タイヤホイールなどのパーツが展示されるのでご安心を
スペース内には落ち着いて話ができるスペースも設けられる。カスタム仕様やカスタムパーツを見ながら内容の濃い相談ができそうな環境だ
三菱自動車のオリジナルグッズなども展示販売される。デリカD:5に関するものはほぼ揃っている状態で、なかなか現物を見ることができないものも置いてあるという
デリカD:5アイテムにはスコップなども用意されている。こうしたものはデリカミニで使っても似合うだろう
アパレルなども用意。機能的なジャケットはワンポイントで三菱自動車のロゴが入る
こちらは背面。後のロゴも控えめなものとなる
ラバーコースターもあるが、これはデリカD:5の前席コンソールにあるドリンクホルダーのサイズに合わせたもの。デザインもデリカD:5の機能をモチーフにしたものだ

 展示される車両は最大で5台。常時展示されるのは「デリカD:5 BLACK Edition ACTIVESEEKER」と「オートフラッグス」のデモカーで、そのほか「KADDIS」「JAOS」のデモカーが11月1日より展示される予定。そして「COLT SPEED」のデモカーが11月1日~3日までの期間で展示予定となっている。

 なお、デリカベースでは現在デリカD:5に乗っている人であればどこの店舗で購入した人でも歓迎とのこと。まだデリカD:5に乗っていない人でもクルマに興味があれば歓迎とのことなので、気軽に遊びに行ってみてほしい。

こちらはオートフラッグスのデモカー。さまざまなカスタムパーツが装着されている
こうしたパーツを装着状態で確認できると、自分のクルマに取り付けた際のイメージもより分かりやすくなる
インテリアパーツもじっくりチェックすることができる。オートフラッグスのデモカーのほか、あと3台のデモカーが展示される予定。展示スケジュールはデリカベースの公式サイトで確認できる

担当者に聞くデリカベース開催の理由

 三菱自動車が販売するデリカD:5とデリカミニは「どこでも行ける、走ることができる」「家族でアウトドアを楽しめる」という魅力を持ち、ユーザーはデリカD:5(デリカミニも)に乗って思い思いのアウトドアレジャーを楽しんでいるわけだが、自然の中のレジャーとなれば、遊び方や楽しみ方はユーザーごとに違ってくる。こだわりが深くなればなるほどクルマの装備や使い勝手に「こうであったらいいな」という考えが浮かぶものだ。

 そこで三菱自動車ではデリカD:5の提供価値にカスタマイズを組み合わせることで、今以上にデリカD:5の魅力をユーザーに伝えることができるのではないかと考えたことから、デリカベースを開催するにいたった。

デリカベースの担当者である三菱自動車の小倉暁氏。コンセプトストア開催中は小倉氏がいろいろと対応してくれる

 デリカベースには担当者である小倉暁氏が常駐して来場者の対応を担当する。小倉氏は今回のデリカベース開催について「デリカD:5は現場でもカスタム楽しんでいる方が大勢いらっしゃいますが、それと同じようにカスタムしてみたいと考えている方も多いと思っております。ただ、そうしたお客さまがカスタムしようと思ったときに、どこでカスタムをすればいいのか分からないとか、カスタムの注意点はどこなのかなどいろいろな疑問を持たれるかと思います。今回のデリカベースでは、そうした疑問や課題を解決できるお手伝いができればと考えております」と語った。

デリカベースは初めてカスタムする人の不安や疑問に答えてくれる場になっている

 実際、カスタマイズをしようとすると、保安基準に適合しているかどうかや、販売店での整備などが受けられるのかといった疑問が出ることもあるが、そうしたことも含めてデリカベースでは分かりやすい説明を行ない、そのうえでユーザーごとに最適と思われるカスタムプランの提案を行なっていく。また、カスタマイズの予定はないが、デリカD:5のことをもっと知りたい、楽しみ方の提案が欲しいという要望にも答えてくれる。

 デリカD:5のカスタムを検討している人はもちろん、デリカD:5の購入を検討している人も、自身と家族のカーライフをより楽しいものにしてくれる情報を得るために、デリカベースへ出かけてみてはいかがだろうか。

デリカシリーズのカスタムの提案を聞くことができるデリカベース。これまでにない新しい試みなだけにぜひ多くの人に見てほしい

【お詫びと訂正】記事初出時、デリカベースはデリカD:5のコンセプトストアと記載いたしましたが、デリカミニも含まれます。そのためタイトル等の変更を10月24日23時40分ごろ行なっています。お詫びして訂正させていただきます。