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メルセデス・ベンツ オラ・ケレニウス会長、フィジカルAIを採用する新型CLAのエンドツーエンドの自動運転について語る 「過去5年間NVIDIAと共同開発してきた」
2026年1月24日 20:04
NVIDIAはCES2026において、フィジカルAIを採用する自動運転車開発プラットフォーム「Alpamayo(アルパマヨ)」を発表。そのアルパマヨによるエンドツーエンドのレベル2++自動運転を実現するクルマとしてメルセデス・ベンツの新型CLAを同社創業者兼CEOであるジェンスン・フアン氏によるプレゼンテーションで紹介した。
この新型CLAではNVIDIA Orin 2基を搭載しており、アルパマヨによるエンドツーエンドのスタックと、従来タイプのスタックの2つのAV(Autonomous Vehicles、自動運転)を実行。より安全なほうを判断するロジック(セーフティモニタ)が入っており、そのセーフティモニタで判断された行動を行なっていく。ただし、自動運転レベルでは高度運転支援のレベル2++となっており、出発地から目的地までのエンドツーエンドの自動運転機能は提供するものの、最終的には人間が責任を取る形で運転する仕様となっている。
すでにNVIDIAとメルセデス・ベンツスタッフはこのクルマでの自動運転テストをサンフランシスコ郊外で繰り返しており、CES2026のプレゼンテーションではその模様を紹介。NVIDIA フアンCEOによると、この機能はOTA(Over The Air)によるアップデートで提供され、アメリカでは2026年Q1、EUでは2026年Q2に使用可能になるという。
このプレゼンテーションでNVIDIA フアンCEOが触れていたが、CES2026にはメルセデス・ベンツグループAG オラ・ケレニウス会長(Ola Källenius Chairman of the Board of Management)も訪れ、新型CLAのレベル2++自動運転についての発表を見ていたとのこと。
NVIDIAはCES2026後に、オラ・ケレニウス会長が新型CLAの開発について触れる動画を公開。そこでは、新型CLAにカメラやレーダー、ソナーなど27個のセンサーが搭載されること、メルセデス・ベンツの車載OSであるMB.OSを採用した初のクルマになることなどが語られている。
ケレニウス会長は、このエンドツーエンドの自動運転を搭載した新型CLAにサンフランシスコで試乗。レベル2++自動運転であるため「運転手が監視する必要があります」と触れつつ、「自動運転に関しては次のレベルです」と次世代タイプのものになっていることに自信を見せた。
また、この実現は「過去5年間NVIDIAと共同開発してきた」と語るように、NVIDIAとの長い時間にわたる開発の蓄積であるとし、まったく新しいADAS(Advanced Driver-Assistance Systems、先進運転支援システム)スタックであると紹介した。
そして最も大切なことは、「テクノロジが実際の顧客満足度につながること。それが究極の報酬です」と語り、新たな顧客満足度を実現するクルマとして新型CLAを位置付けた。

