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スズキ、新型「GSX-8T」「GSX-8TT」新商品説明会 デザイン思考のものづくりに挑戦した「ワクワクプロジェクト」
2026年2月3日 11:55
- 2026年1月30日 開催
スズキは1月30日、同日より日本で発売したストリートバイクの新型「GSX-8T」「GSX-8TT」の新商品説明会を開催した。
新型「GSX-8T」「GSX-8TT」は、デザイン思考のものづくり「ワクワクプロジェクト」から誕生したモデルとなり、スズキの過去の名車の個性的で魅力的な要素と現代的なデザインを融合させつつ、最新の技術やエンジン、車体を採用したネオレトロのストリートバイクとの位置付け。
会場には「GSX-8T」のモチーフになった「T500」が展示されるとともに、トークショーの中で「GS1000S」をモチーフに「GSX-8TT」がデザインされたことなどが明かされた。
日本国内の年間目標販売台数については、GSX-8Tの360台、GSX-8TTの480台に対して、すでに両モデル合わせて計1000台を超える注文を得ているという。
デザイン思考のものづくり「ワクワクプロジェクト」から誕生した「GSX-8T」「GSX-8TT」
トークショー形式で進行した新商品説明会は、モーターサイクルジャーナリストのノア・セレン氏が司会を務め、登壇者として、スズキ 二輪事業本部 二輪商品企画部から、チーフエンジニアの二輪第2カーライン 中型 課長の加藤幸生氏、デザインを担当した二輪デザイン課 課長の古橋伸介氏が出席。
また、スズキ 二輪事業本部 二輪車両設計部から、車体設計を担当した艤装設計課の小林銀河氏、電装設計を担当した車体電装設計課 柴山拓也氏、そして、テストライダーとして、スズキ 品質保証本部 二輪開発品質評価部 開発品質評価支援課の佐藤洋輔氏が登壇してトークが展開された。
「GSX-8T」「GSX-8TT」の投入により、スズキが新設計エンジンとして投入した並列2気筒776cm3エンジン搭載車としては、ストリートバイクの「GSX-8S」、スポーツバイクの「GSX-8R」に続いて、ネオレトロスタイルの「GSX-8T」「GSX-8TT」を選択できるようになった。
GSX-8Sをベースにしたことに、チーフエンジニアの加藤氏は「GSX-8Sは十分なパワーとパンチの効いたトルクを持ちつつ、スムーズなスロットルレスポンスで誰にでもコントロールしやすく、そこがGSX-8Tで求められるベクトルに合うのではないかということでベースにしました。GSX-8Tに実際に乗ってみると、新たに作り込んだ部品が寄与しまして、派生モデル感はまったくなくて、このエンジンのプラットフォームは、GSX-8Tのために生まれてきたんじゃないかと思うぐらいGSX-8Tのキャラクターにマッチしてます」と仕上がりに自信を示した。
「GSX-8T」「GSX-8TT」誕生の発端は、スズキ社内の「ワクワクプロジェクト」にあるという。デザインを担当した古橋氏は「ワクワクプロジェクトというのは、デザイナーが自由な発想で、デザイン思考でものづくりをしてみようというプロジェクトでございます。そもそもは弊社の経営層から“こんなものあったらいいなっていうものを作ってみろ”と、そういう挑戦状をいただきまして、まずは見た目でワクワクさせる、そんな企画でスタートしています」と明かした。
こうして、「ワクワクプロジェクト」から「GSX-8S」をベースに、ヘッドライトやカウル、シート、タンクなどにスズキの過去の名車を彷彿とさせるデザインを採用することで、ネオレトロの新モデルが誕生した。
新型「GSX-8T」では1960年代の高性能ネイキッドバイクで、Titanの愛称で知られる「T500」を彷彿とさせるデザインに仕上げた。車体後方をマットブラックにすることでタンクを際立たせるカラーリングを採用している。
新型「GSX-8TT」では、ヘッドライトカウルやアンダーカウルを採用し、1970年代のロードレーサーをイメージしたデザインとした。車名の「TT」は、クラシックバイクを現代によみがえらせるという意味を込め、ベースモデルの「GSX-8T」と「Timeless」を掛け合わせたネーミングとしている。
「GSX-8TT」については当初オプションの存在だったという。デザインを担当した古橋氏は「最初はですね、これはオプションでデザインしてたんですけれども、あまりにもかっこよすぎちゃって、これはもう商品化した方がいいんじゃないかって、仕様の1つとして並べることを加藤さんにお願いしました」と明かした。
トークショーではそのほか、「GSX-8T」「GSX-8TT」両モデル共通で採用されているハンドルバーエンドミラー、ヘッドライトなどについて、設計を担当した艤装設計課の小林氏、車体電装設計課の柴山氏、テストライダーを務めた佐藤氏が参加して、製品開発の舞台裏についてトークが展開された。




















