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岩手県 達増拓也知事、ラリチャレ岩手のプレイベントで来年の本大会開催への期待を語る 「クルマのイベントでみんなが集まる大きな一歩」
2026年2月8日 05:06
TOYOTA GAZOO Racingは2月7日から8日の2日間にわたって、岩手県の小岩井農場を舞台にラリーチャレンジのプレイベントである岩手大会を開催している。このプレ大会は、今後岩手での本開催を目指すためにテスト的に開催されているもので、地元出身のレーシングドライバーである佐々木雅弘選手が発起人となり、やはり地元となるトヨタ自動車東日本の全面協力で実施されている。
2月7日には、ラリーの式典スタートであるセレモニアルスタートや、SS(スペシャルステージ)2本が行なわれ、快晴の中でスノードライブラリーが始まった。
セレモニアルスタートでは、岩手県 達増拓也知事、小岩井農場 代表取締役社長 辰巳俊之氏、岩手トヨペット 代表取締役社長 元持雅行氏、レーシングドライバー 佐々木雅弘選手、TOYOTA GAZOO Racing プレジデント 高橋智也氏らがスタートフラッグを担当。プレイベントの開始を祝った。
セレモニアルスタート後に上記関係者らの囲みが実施され、日本でも珍しくなったスノーラリー、そしてプレ大会の運営を受けて実施を検討する本大会開催への思いが語られた。
公道を使って実施するラリーの場合、地元自治体の理解や推進力が開催への大きなポイントとなる。そういった意味でも地元の首長である達増 岩手県知事の発言には注目が集まった。
達増知事はラリチャレ岩手のプレイベント開催について、「自動車生産の日本国内の一大拠点である岩手県であるとともに、自動車の生産に加えて、自動車文化なり、チャレンジ、レース、そういったクルマに乗る、クルマをみんなで見る、クルマのイベントでみんなが集まる、そうした大きな一歩に今回なったと思っておりまして、今後、さらに発展させていきたいと思います。多くの方にいらしていただいて、直接の参加者はもちろんですけれども、見にいらしてくださった方もたくさんいらっしゃって、期待感が非常にあるなということを感じています」と語る。
岩手県胆沢郡金ケ崎町にはトヨタ自動車東日本岩手工場があり、そこではレクサス LBX、トヨタ カローラクロス、アクア、ヤリス、ヤリスクロスが生産されている。トヨタのコンパクトカークラスの一大生産拠点となっており、ここから輸出も行なわれている。県の製造業においても、2020年時点の製造品出荷額2兆4943億円のうち自動車関連が約23.3%、半導体関連が約16.5%と、自動車関連が大きな割合を占めている。
岩手県は小岩井農場に代表されるように農林水産業が盛んな地域ではあるが、近年は製造業も伸びている。達増知事はそうした産業の代表格である自動車に期待するものであり、今後は自動車を製造するだけでなく、自動車の文化であるモータースポーツによる盛り上がりを期待するものになるだろう。
実際、岩手のプレイベント開催初日の入場者数は約4000人。小岩井農場の会場駐車場へは入場待ち列も発生し、イベント初回としては大きな入り込み数となっている。
TOYOTA GAZOO Racing 高橋プレジデントは囲み取材において、この地がトヨタの第3の製造拠点であることを挙げ、その地でラリーチャレンジのプレイベントを開催できたことについて「率直にうれしいなというのは思いました」とコメント。「達増知事のリーダーシップ、行政の方の協力、この場を提供いただいた小岩井農場のみなさん、販売店のみなさん、本当に地域の方々がこの場を作ってくれたと思います。僕らはそこに一緒にやらせていただいて、本当に地域の強さを感じましたし、来年以降、これを冬のお祭りとして定着させていかなければいけないと気が引き締まっています」と語り、来年の本開催へ向けての強い覚悟を語った。
達増知事は、この高橋プレジデントの言葉を受け「大変心強く感じておりまして、この岩手の冬の名物として、来年も続けてやっていきたいなと思います」発言した。直後に高橋プレジデントは「約束ですよ(ニッコリ)」と知事とがっちり握手、来年のラリチャレ岩手本格開催に向け運営と行政が動き出した。


