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MINI、コンセプトモデル「ザ・スケッグ」日本初公開 2月28日~3月1日に期間限定展示

ブランドの今後の展開についても発表

2026年2月26日 開催(車両展示期間は2月28日~3月1日)
2月28日~3月1日の2日間限定で展示される、日本初公開のコンセプトモデル「THE SKEG(ザ・スケッグ)」

 ビー・エム・ダブリューはBMWグループのプレミアムブランドであるMINIに関して、3月2日を「ミニの日」に指定している。

 その記念として「MINI DAY 2026 プレスカンファレンス」をオンラインで開催した。そのカンファレンスではMINIブランドの今後の方向性を発表するとともに、日本初公開のコンセプトモデル「THE SKEG(ザ・スケッグ)」を2月28日と3月1日の期間限定で、東京都墨田区の商業施設「東京ミズマチ」内にある「デウス・エクス・マキナ」において展示、及びマーケティングキャンペーンを展開することを発表した。

「MINI DAY 2026 プレスカンファレンス」

ビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長 長谷川正敏氏

「MINI DAY 2026 プレスカンファレンス」では、最初にビー・エム・ダブリュー 代表取締役社長の長谷川正敏氏があいさつを行なった。

 長谷川氏によると、MINIはBMWグループが展開するプレミアム・スモールコンパクトセグメントのブランドとして、独自の世界観と高い商品力によって多くのユーザーから支持を受けているとのこと。そして2023年より順次導入を進めてきた新世代MINIファミリーは、プレミアム・コンパクトSUV「MINI カントリーマン」、シティクロスオーバーEV「MINI エースマン」「MINI クーパー」(3ドア・5ドア・コンバーチブル)での構成となっている。そしてさらに各モデルにはハイパフォーマンス仕様「ジョン・クーパー・ワークス」を設定し、ブランドの個性と走りの魅力をより一層際立たせているとのこと。

 長谷川氏は「これによりMINIは多様なライフスタイルに応えるプロダクト・ポートフォリオを完成させました。そしてミニブランドは輸入車モデル別の販売台数において、10年間連続1位を獲得しています」と語った。

2025年の振り返りとMINIブランドのさらなる進化

ビー・エム・ダブリュー株式会社 MINI本部長 向井健二氏

 続いてビー・エム・ダブリュー MINI本部長の向井健二氏よるプレゼンが行なわれた。向井氏によると2025年のMINI DAYにおいて、新世代MINIファミリーの最後のピースとして、ハイパフォーマンスモデルであるジョン・クーパー・ワークスをMINIクーパー、およびMINIエースマンに追加することが発表された。

 これにより新世代MINIファミリーのプロダクトポートフォリオは完成し、デザイン、走行性能、電動化を含めた、総合的な魅力を備えたラインアップとなった。その後も特別仕様車や限定車の導入を積極的に行ない、ブランドの個性と多様性をさらに強化したとのことだ。

 こうした取り組みにより、2025年の販売台数はJAIA(日本自動車輸入組合)の発表によると前年比11.6%増となる1万9146台を記録。モデル別販売台数においては、2016年から10年連続でMINIブランドが首位を獲得することとなった。

 この結果に対して向井氏は、「10年という長期にわたりトップの座を維持できたことは、MINIを支持してくださる多くのお客さまの存在なくして実現し得なかった成果である。これまで支えてくださったすべての方々に対し、あらためて深い感謝の意を表したい」と語った。

2025年にクーパー コンバーチブル、ジョン・クーパー・ワークスを導入することによりフルラインナップが完成した
特別仕様車や限定車を導入することにより、2025年では販売台数が前年よりも11.6%向上。輸入モデル別販売台数で10年間ナンバーワンとなっている

 向井氏は続けて「今後のMINIブランドは、新世代MINIファミリーの完成を基盤に、さらなる魅力的なエッセンスを加えながら、多くの人々を笑顔にするブランドへと進化していきます。その一環としてファッションやライフスタイルブランドとのコラボレーションを積極的に推進し、特別仕様車や限定車の導入を強化していきます」との方針を紹介した。

 その内容は以下のものだ。まずはポール・スミスとのコラボレーション拡充。すでに電気自動車「MINI クーパー 3ドア ポール・スミス エディション」をラインアップに追加しているが、このコラボレーションは車両にとどまるものではないという。

 これまでのMINIとポール・スミスのコラボレーションモデルをモチーフとしたプリントを施したバッグやバックパック、ポーチなど、オリジナルデザインのバッグコレクションも展開するとのこと。これらのアイテムはMINI正規販売店にて販売される予定であり、ブランドの世界観を日常生活の中でも楽しめるものになるという。

MINIはジャパンモビリティショー2025に出展し、イギリスを代表するファッションブランド「ポール・スミス」とのコラボレーションによって誕生した「MINI ポール・スミス エディション」を発表
ポール・スミスとのコラボレーションは拡充していくとのこと。オリジナルデザインのバックコレクションの展開も予定されている

 そのほか、クルマについての新たな展開としては、2019年に発売された「MINI ジョン・クーパー・ワークス GP」を現行モデルで再解釈した限定車「MINI GP インスパイアード・エディション」を発表している。

 このモデルはハイパフォーマンスモデルであるジョン・クーパー・ワークスの世界観を、エクステリアおよびインテリアの随所に表現した特別な1台となっていて、スポーティかつ個性的なデザインを通じ、MINIの走りの魅力をより強く打ち出す仕上がりになっている。

 なお、「MINI GP インスパイアード・エディション」はMINI正規販売店において、3月7日、3月8日にローンチイベントを予定しているとのこと。

2月28日と3月1日限定で展示される「ザ・スケッグ」

 2025年、ドイツ・ミュンヘンで世界初公開されたオーストラリア発のライフスタイルブランド「デウス・エクス・マキナ」とのコラボレーションモデルである「ザ・スケッグ」は、2月28日と3月1日の2日間限定で、東京都墨田区にある「デウス・エクス・マキナ・浅草」の店舗前に展示される。

オーストラリア発のライフスタイルブランド「デウス・エクス・マキナ」とのコラボレーションモデル「ザ・スケッグ」。日本初公開となる
「デウス・エクス・マキナ」とのコラボレーションモデルの「ザ・スケッグ」
フロントビュー。ベース車はMINIジョン・クーパー・E
リアビュー。バンパーはファイバー素材。塗装されているが、素材感を出す仕上げになっている

 車両の紹介の前にデウス・エクス・マキナについて触れておく。デウス・エクス・マキナは、約20年前にオーストラリアのシドニーで誕生。サーフィンやスケートボード、モーターサイクルなど、多様なカルチャーを融合させたライフスタイルブランドである。そして現在は幅広い世代から支持を集めている存在となっている。

 このようなブランドに対し、MINIは新たなユーザーとの接点を創出できるパートナーと考え、今回のデウス・エクス・マキナとのコラボレーションを行なったそうだ。

東京都墨田区向島1-2-8 東京ミズマチ ウェストゾーンにある「デウス・エクス・マキナ・浅草」。都営浅草線の本所吾妻橋駅より徒歩約5分のところにある。店舗に駐車場は無い
ジャケット、Tシャツ、キャップ、バッグなど、アパレルやグッズ分野においても幅広いコラボレーションを展開。デウス・エクス・マキナ浅草店において、期間限定でコラボレーションTシャツおよびトートバッグを販売
ザ・スケッグのコンセプトについて解説したデウス・エクス・マキナ共同設立者 兼 グローバル・クリエイティブ・ディレクターのカービー・タックウェル氏

「ザ・スケッグ」については、デウス・エクス・マキナ共同設立者 兼 グローバル・クリエイティブ・ディレクターのカービー・タックウェル氏から紹介された。

 カービー氏によると、ブランドとしてはクルマにも大いに興味を持っていたとのこと。そしてクルマの中でもクラシックの時代から現在までMINIが好きだったという。

 MINIと言えばジョン・クーパー・ワークスが有名であるが、デウス・エクス・マキナの得意とするサーフィンなどのスポーツを取り込むことで、どのような世界観を作れるかを考えたそうだ。そこで生まれたのが「ザ・スケッグ」だ。

 エクステリアではバンパー、フェンダーにモータースポーツシーンをイメージさせるアイテムを装着しているが、その素材はよく見るとサーフボードと同じファイバーグラスであり、仕上げもサーフボード調になっている。

 この作りはルーフにも使われていた。一見するとノーマルルーフの上にファイバー素材を貼り付けているようだが、実はノーマルルーフを切断してファイバー素材のみでルーフを作っていたのだ。これはモータースポーツ的にいうと軽量化なのだが、カービー氏は「ルーフから外の明るさが入ってくることで、自然を感じられるようにしている」と解説した。

バンパーやフェンダーの造形はモータースポーツ由来ではあるが、カーボンではなくファイバー素材を使用。これはサーフボードをイメージしたチョイスとなる
タイヤは前後ともTOYO TIRE「プロクセスR888R」というサーキット走行向けラジアルタイヤ。サイズはフロントが295/30R18、リアは295/30R18
ルーフもファイバー素材に交換されている
ルーフを単層のファイバー素材としてることで、外の明るさが室内に入ってくる。これを「自然を感じるもの」と表現している
テールゲートのスポイラーはエアロパーツであると同時にルーフに積んだサーフボートの支えになるとのことだった。これはユニークな発想

 インテリアではダッシュボード、ドアトリムに未塗装のファイバー素材を使用。また、シートはフルバケットタイプに交換されているが、クッションとして使われているのがウェットスーツの素材である。それにフロアカーペットはココナッツのカーペットとしているという。

 なお、センターディスプレイに表示されるグラフィックは「ザ・スケッグ」オリジナルのデザインとのことだった。

ダッシュボードやドアトリムにファイバー素材が使われている。モータースポーツ系のカスタムとはセンスが異なる
真横から見た状態。このドアトリムカバーは個性的でかっこいいと思う
センターディスプレイに表示されるグラフィックは「ザ・スケッグ」オリジナルデザイン
フロアカーペットはココナッツのカーペットとのこと
軽量のフルバケットシートをセット。クッション面はウェットスーツの素材を使用している
リアシートはウェットスーツを乾かすためのラックが装着されている