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アルファ ロメオ、ミドルサイズSUV「トナーレ」新型モデル フロントデザインを刷新し走行性能と品質を向上

2026年3月17日 発売
599万円~653万円
トナーレがモデルチェンジ

 アルファ ロメオ(Stellantisジャパン)は3月17日、ミドルサイズSUV「TONALE(トナーレ)」の新型モデルを発売した。

 ラインアップは、エントリーグレードのSprint(スプリント)と、上級グレードのVeloce(ヴェローチェ)を設定。スプリントはファブリックシートや18インチホイールを装備し、デザイン性とドライビングフィール、先進安全機能やコネクティビティまで必要な要素をバランスよく備えたエントリーグレード。ヴェローチェは、スポーティさと上質さをいっそう際立たせ、三つ葉デザインの20インチホイール“フォリ”を装着し、レザーシートなどの上質な内装仕立てにより走りと快適性を高い次元で融合したモデル。価格はスプリントが599万円、ヴェローチェが653万円。

トナーレ

 2023年に初めて登場したトナーレは、イタリアンデザインの美意識とモダンな機能性を融合させた、アルファ ロメオの変革を象徴するモデル。ブランドが受け継いできた美意識を現代のクラフトマンシップで磨き上げたスタイリングに加え、伝統のクイックなステアリングと独創的なドライビングダイナミクスが情熱的な走りを実現するとともに、優れた安全性と快適性、先進コネクティビティを備えることで、日常の移動に新たな価値をもたらすとしている。

 今回のモデルチェンジでは、フロントデザインの刷新に加え、走行性能と品質の向上が図られ、“美しき情熱が進化する”ことを体現するモデルとなっている。

美しき情熱が進化することを体現

 パワートレーンには1.5リッターガソリンエンジンと48Vの電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力175PSを発生(欧州値)。エンジン制御を見直すことで加速性能が高められ、0-100km/h加速は従来の8.8秒から8.5秒へ短縮(欧州値)し、よりスムーズな立ち上がりと力強い加速を実現している。

 加えて、エンジンとモーターの制御バランスを最適化したほか、可変バルブタイミングの調整や、高いギアへのシフトタイミングを早める制御を採用し、加速をより滑らかにした。さらに、EV走行中のエンジン再始動条件を増加させ、車両の応答性を向上させている。これにより、街中でも高速道路でも、滑らかな加速がもたらす心地よい走りを提供するとしている。

 車両制御面では、ADAS(先進運転支援システム)の検知設定を見直した新ソフトウェアを採用し、雨滴や泥、強い日差しなどによる誤検知を防止している。また、スマートフォンをワイヤレスチャージャーで充電する際に、機器内部に熱がこもって高温になることを防止するよう改良を施し、利便性を向上した。さらに、より快適な室内空間を目指し、停車時や渋滞時を含むエアコン使用時の熱効率を高めている。

1.5リッターエンジンと48Vモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。加速性能が高められた

 大きく刷新されたフロントデザインは、2023年に世界33台限定で発売された1967年型「33 Stradale」をルーツとしたカスタム仕様限定モデルの「33 Stradale(トレンタトレ ストラダーレ)」にも通じるクラシックな造形を現代的にアレンジし、ブランドを象徴する“スクデット(盾形グリル)”を採用。より立体感と存在感のあるボーダーライン模様のデザインへと生まれ変わった。

 スクデット横には、アゾレ(Asole)と呼ばれる4つの小さな開口部をトナーレに初採用。エアインテーク(空気の取り入れ口)として機能し、ボンネット内への吸気や空力性能の向上に貢献するとともに、1930年代にモータースポーツ界で活躍したグランプリカーである「P3(Tipo B)」などにも通じる意匠として、スポーティな印象を際立たせた。

 さらに、バンパーのエアインテークも拡大し、ラジエーターの冷却効率を向上。ボンネット内に滞留しやすい空気をフロントホイールハウスからボディサイドへ効率的に流すことで、乱流や風切り音の低減に寄与している。

 また、“トライローブ(三つ葉)”と呼ばれるフロントグリル部分のデザインを、水平ラインを強調した新しい造形とすることで、視覚的な安定感が増し、力強いフロントフェイスとした。バンパーは面積を拡大し、端部にかけて角度を持たせた造形とすることで、より筋肉質な印象をもたらしている。

エクステリアのイメージ

 フロントデザインの進化に合わせて車両前方のボディ寸法も調整し、全長を10mm短縮するとともに、前後トレッドを左右4mmずつ拡大したことにより、デザイン性を保ったまま、取りまわしやすさと走行時の安定感を両立した。

 足下には、33 ストラダーレから着想を得て、三つ葉をモチーフにしたデザインのホイール、“フォリ”を採用。ホイールの広い空間が力強さとスポーティさを演出する(Veloceグレードのみ)。

スプリントの18インチ5ホールブラックアルミホイール(ダイヤモンドカット)
ヴェローチェの20インチ3ホイール“フォリ”アルミホイール(ダイヤモンドカット)

 フロントとリアのエンブレムは、33 ストラダーレや、2025年に発売したコンパクトモデル「ジュニア」と同様のモノクローム仕様を採用し、新世代アルファ ロメオのアイデンティティを象徴するディテールとして、端正なたたずまいを際立たせた。リアの「TONALE」レタリングバッヂは、従来のシルバーからダークカラーに変更し、ヴェローチェグレードのサイドに施されるVeloceバッヂと統一感を持たせた。

 ボディカラーは、従来の「アルファ ホワイト」「アルファ ブラック」「ヴェスヴィオ グレー」に加え、「ブレラ レッド」と新色「モンツァ グリーン」を設定し、5色展開とした。

新色「モンツァ グリーン」
「アルファ ホワイト」
「アルファ ブラック」
「ヴェスヴィオ グレー」
「ブレラ レッド」

 ブレラ レッドは、ジュニアでも人気のある鮮やかな赤色で、アルファ ロメオらしい情熱的なスタイルを強く印象付けるボディカラーとなる。新色のモンツァ グリーンは深みのある緑色で、光の角度や環境によって多彩な表情を見せる繊細な仕上がりとなり、日光の下では鮮やかさが際立ち、存在感をいっそう高める一方、夜間や屋内では落ち着いたトーンへと変化し、ボディラインの美しさをより引き立てるとした。

深みのある新色の「モンツァ グリーン」
ブレラ レッドはジュニアでも人気のある鮮やかな赤色

 インテリアでは、シートのカラーラインアップを拡充し、従来のブラック(ナチュラルレザー)に加えて、レッド(ナチュラルレザー)の選択肢を追加。レッドシートを選択すると、シート以外にもダッシュボード、ドアパネル、センターアームレストにもレッドステッチが施され、情熱的で上質な空間を演出する。

 また、ステアリングヒーターやシートヒーターを即座に起動できるショートカットボタンを新たに追加し、ドライバー中心の直感的な操作性を高めたインターフェースに仕上げている。

インテリアのイメージ
シートカラーはブラックとレッドの2色を設定

 品質と信頼性の向上では、設計、商品企画、エンジニアが一丸となり、信頼性と仕上がりをさらに高めるために、多角的な改善が図られた。

 生産工程では、ボディ塗装の状態を360度スキャンして検知するカメラシステム「イーグルアイ」を初めて導入し、塗りムラや剥がれを高精度で検知できる体制へと強化。さらに、パネル間の段差や組み付け精度に対して、より厳しい基準を設定し、外観の品質向上を図っている。完成検査でも新たな検査ツールを導入し、出荷前のチェック精度を高めている。

多角的な改善により、品質と信頼性を向上した