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レッドブル、F1日本GPに向けてレーシング・ブルズのローソン選手とリンドブラッド選手の記者会見開催

書道家の青柳美扇氏による書道パフォーマンスも実施

2026年3月24日 開催
日本GPを前に、東京都内でレーシング・ブルズ記者会見&スペシャルリバリー展示会が開催された

F1日本GPスペシャルリバリーのマシンも展示

 レッドブル・ジャパンは3月24日、WeWorkアイスバーグ(東京都渋谷区)において「レーシング・ブルズ記者会見&スペシャルリバリー展示会」を開催した。間近に迫ったF1日本グランプリ(3月27日~29日開催)に向け、Visa Cash App Racing Bulls Formula One Team(レーシング・ブルズ)のリアム・ローソン選手とアービッド・リンドブラッド選手のトークセッションとともに、同グランプリでドライバーが着用するレーシングスーツがお披露目されたほか、書道家の青柳美扇氏による書道パフォーマンスが行なわれた。

 また、3月21日に開催された「Red Bull Tokyo Drift 2026」で公開されたF1日本GPスペシャルリバリーのマシンも展示された。なお、同マシンは今後もF1日本GP期間中を含め展示される予定となっている。

今後のスペシャルリバリー展示予定

3月26日~29日10時~20時
名古屋駅 JRゲートタワー イベントスペース

レッドブル・エナジードリンク チェリーエディションの世界観を反映した特別リバリー。日本GP限定デザインとして書道家の青柳美扇氏とコラボレーションしており、「日本」「チェリーエディション」「翼をさずける」の文字が随所にあしらわれている

 トークセッションには両ドライバーとともに同チームでリザーブドライバーを務める岩佐歩夢選手が登壇。MCによる質問に答える形で進行した。

トークセッションに登場した各ドライバー
壇上もレッドブル・エナジードリンク チェリーエディションの世界観を反映したものとなっていた

──今週末に鈴鹿で開催される日本GPに向けて、今のコンディションや気持ち、状態を教えてください。

リアム・ローソン選手:とてもワクワクしている。日本はとってもクールなかっこいいところだし、東京ドリフトスタイルのイベントでスペシャルリバリーのお披露目をして、そのあと数日間は観光客として過ごすことができたのはとてもいい体験だった。そして鈴鹿はカレンダーの中でも最高のレーストラックのひとつだと思っているので楽しみだ。

リアム・ローソン選手

アービッド・リンドブラッド選手:とても楽しい週末を過ごしている。今、リアム(選手)からも話があったようにスペシャルリバリーのアピールも含めて早めに日本に入ることができたから、初めての東京でいろんなお店を楽しんだ。今週末のレースでは、初めて鈴鹿で運転するので、とても楽しみにしている。

アービッド・リンドブラッド選手

──アービッド・リンドブラッド選手は今シーズンルーキーとして初参戦していますが、これまでの2戦を振り返っていかがですか?

リンドブラッド選手:5歳のころからF1ドライバーになることが私の夢だったので、本当に特別な時間を今、過ごすことができている。メルボルンは本当にいい週末で、中国はもう少し難しかったけれど、何よりも今楽しく過ごしているし、本当に一生をかけてここまできているので、この先も楽しんでいければと思っている。

──リアム・ローソン選手は1年ぶりに来日されたと思いますが、行ってみたい場所や食べてみたい日本食などはありますか。

ローソン選手:食事は本当に質が高くて全部おいしいと思う。昨晩もお寿司を食べたし、最高の和牛も食べることができた。食べることが大好きなので本当に楽しんでいる。また、ほとんど毎日どこかでショッピングを楽しんでいるけれど、明日鈴鹿に入る予定になっているので今はそれに向けて準備している。

──岩佐歩夢選手、おふたりにオススメしたいスポットや日本での楽しい過ごし方などはありますか?

岩佐歩夢選手:鈴鹿のまわりだと特に焼肉はおいしいところがいっぱいありますし、大阪だとUSJとかもすごくいいんじゃないかなって思います。鈴鹿の近場でおいしい焼肉を食べてほしいなと思いますね。

岩佐歩夢選手

──鈴鹿といえば間もなく春の風物詩の桜が見頃を迎えると思いますが、ドライバーのおふたりは日本で桜をじっくり見られたことがあるのでしょうか。

ローソン選手:今回、とてもいい時期に来日することができて嬉しい。なかなか開花と重なったタイミングで日本に来ることはできないけれど、花見ができるいいロケーションを見つけたい。本当に象徴的だし、過去にはヘルメットのデザインに桜を施していたこともあるからね。

リンドブラッド選手:本当にアイコニックという言葉しかない。日本の桜は本当に象徴的で日本の文化に深く根付いていると理解しているし、今回初めて見ることができたのでとても嬉しい。見頃はもう少しだと思うけれど、実は昨日、明治神宮に行って少し見ることができた。とてもよかった。

──岩佐歩夢選手は桜で思い出の場所などありますか?

岩佐選手:僕の地元、大阪でいうと、造幣局のところに“桜の通り抜け”というのがあって、そこは結構すごかったですね。いろいろな種類の桜がずっと並んでいて、しかも本当に満開で、桜に覆われたところを歩いていくんですけど、そこはすごく景色もいいですし、いろいろな桜の種類が見られるので、すごく楽しめましたね。

──3月31日に発売される「レッドブル・エナジードリンク チェリーエディション」をひと足先に飲んだ感想を教えてください。

レッドブル・エナジードリンク チェリーエディション

ローソン選手:実はさっきから飲んでいるんだけど、とてもおいしい。レッドブルはいろんなフレーバーを作っているけれど、その中でも今回のものが一番好きかもしれない。この週末、われわれがドライブするマシンのカラーもそれに合わせたスペシャルリバリーとなっていて、そちらも今までの中で最高だと思っている。

今までのフレーバーで一番好きかもとリアム・ローソン選手

リンドブラッド選手:とてもおいしい。この春のデザインの缶もとてもかっこいいし、チェリーの味もしっかり出ている。書道を取り入れたスペシャルリバリーもかっこいいし、缶のデザインもとても素敵だ。

アービッド・リンドブラッド選手も「とてもおいしい」と太鼓判

岩佐選手:味はすごくあっさりしているというか、甘すぎなくて、桜もチェリーというと結構甘いイメージがあるのですが、全然甘すぎずすっきりした味わいなので、意外とごくごく飲んじゃうんですよね。それぐらいすっきりした味で、普段チェリーテイストの何かをいっぱい食べたり飲んだりするわけじゃないんですけど、今回のフレーバーは今、すごく気に入っていて。皆さんにもぜひ1回飲んで味わっていただきたいなと思いますね

ぜひ味わってほしいと岩佐歩夢選手

青柳美扇氏による書道ライブパフォーマンス。描かれた文字は……

 続いて、青柳美扇氏によるライブパフォーマンスが実施された。ここで描かれたのはレッドブルならではの「翼」のひと文字。青柳氏は「本日は力強く勇壮な翼を描かせていただきました。躍動感や大空へ羽ばたいていくような力強さをイメージしております。特にこちらの羽の伸びやかな払いの部分には輝く未来に向かって大きく羽ばたくレーシング・ブルズさまを表現しています。選手の皆さん、ぜひ、日本グランプリでの大きな大きな羽ばたきを期待しております。心から応援しております」とエールを送った。

青柳美扇氏
翼の文字を書き上げてゆく
「本当に素晴らしい作品」(リンドブラッド選手)、「なかなか見られない素晴らしいパフォーマンス」(ローソン選手)と絶賛

鈴鹿でも「エネルギーマネジメント」が重要なポイント

 最後に事前にメディアから寄せられた質問に答える形で質疑応答が行なわれた。

──日本GPで注目したいポイントはどこですか。

リアム・ローソン選手:今年、何よりも重要なポイントは、やはりエネルギーマネジメントだ。新しいマシンとなったことでドライビングもセットアップも非常に難しいのが課題。マシンのセットアップよりエネルギーマネジメントやバッテリの管理という話が多いぐらいだ。レーシングカーのセットアップ自体も、今までよりだいぶ変わっているという状況だし、鈴鹿での1周はとてもタフになるんじゃないかな。金曜日、土曜日の午前中にわたっての3セッションの中でセットアップをいろいろ模索していきたい。

アービッド・リンドブラッド選手:私にとってはまず鈴鹿サーキットを学ぶというところから入っていきたい。私にとっては新しいサーキットだからとてもワクワクするし、高速サーキットでもある。また、何か失敗をするとそこからリカバリーすることが難しいサーキットだと聞いている。今回は通常のフォーマットということで3セッションあるので、そこからどんどん慣らしていきたい。リアム(選手)が言っていたように、やはりエネルギーマネジメントが非常に大きな課題。今回ストレートはかなり速く走れると思っているので、ここは勇気をしっかり出して走っていきたい。

──(岩佐歩夢選手に)モータースポーツを目指す日本の若いドライバーにメッセージをお願いいたします。

岩佐歩夢選手:今のモータースポーツはゴーカート、レーシングカートから始めてステップアップをしていくと思います。やっぱりいろいろなタイミングで難しいこととか、うまくいかないことがあると思うのですが、そこでとにかくチャレンジすることを忘れないこと。自分の全力を出して、失敗もたくさんして、それをまた克服するっていう、そのチャレンジをしていくところを本当に全力でやってもらいたいと思います。自分自身もここまでたくさんの失敗やいいことなど、いろいろありましたが、その失敗が自分の成長につながるすごく大きな要素になると思うので、チャレンジする精神を忘れずに。かつ、あとはやっぱり楽しんでもらいたいですね。モータースポーツのクルマをドライブしたり、レースしたりっていうことはすごく楽しいことなので、ぜひ皆さんには楽しんでモータースポーツをやってもらいたいですし、その先さらにその上を目指すためにチャレンジするっていうところも忘れないでほしいと思いますね。

──(リアム・ローソン選手に)スペシャルリバリーを初めて見たときの感想を教えてください。

ローソン選手:とてもかっこいい。去年のマイアミのピンクのリバリーもすごく好きだったけれど、それに並ぶ、もしくはそれを超えるくらいとても気に入っている。自分自身の今までのヘルメットにも赤と白のデザインを何回か使ってきていて、本当にトラック上で格好よく見えると思う。それに合わせてレーシングスーツもデザインしてもらっているし、ピットビルのガレージも同じような見た目が施されているようなのでとても楽しみだ。オンラインでもいろいろとポジティブなフィードバックを受けていて、皆さんにもとても気に入ってもらえていると思う。やはりマシンやクルマをドライブするときは格好よく見えないといけないからね。

スペシャルリバリー

スペシャルリバリーに合わせたレーシングスーツが公開された

シューズも

──(リアム・ローソン選手に)鈴鹿サーキットで1番好きなコーナーやエリアはどこですか?

ローソン選手:たぶんセクター1が一番好きかな。去年と比べると今年のマシンはもう少し速度が遅くなるんじゃないかな。でも、スーパーフォーミュラに乗っていたころから非常に速くて、高速で走れるセクター1は素晴らしいと思う。他のサーキットではあまりにも強くプッシュすると、結局ラップタイムを稼げないことがあるけど、鈴鹿に関してはセクター1はとにかく攻めることによってラップタイムを削ることができるのは本当に素晴らしい。鈴鹿サーキットは低速もあれば高速もあるし、キャンバー付きのコーナーもあるし、最後のシケインの部分は非常にテクニカルだし、すべての要素がそろっている素晴らしいサーキットだと思う。やはり鈴鹿は失敗を許さない、失敗するとリカバリーが難しいというところが素晴らしい。

──(アービッド・リンドブラッド選手に)初挑戦となる鈴鹿サーキットの印象を教えてください。

リンドブラッド選手:ハイスピードというイメージを強く持っているし、勇気を持ってドライブしなければいけないサーキットだということも私の印象のひとつ。リアム(選手)からの話があった通り、失敗は許されないというオールドスクールタイプのサーキットであり、失敗を起こすとその先がつらいということ。でも、それはそれでかっこいいと思うし、勇気を持って攻めて攻めてもっと速く走れるようにっていうところが非常に魅力的なサーキットだ。また、ある意味、脳のスイッチを切らなければいけないと思う。脳の中には「いや、これは不可能だ」「これ以上は攻められない」という小さな声があるんだけど、その声をオフにして脳をオフにして、とにかく直感で走るっていうことが必要になる。まだ実際にサーキットで走ったわけではないけれど、シミュレーションを見る限りはそんなイメージだ。去年のマシンであればもっと速く走ることができたのではないかと思うけど、脳のスイッチをある意味切って、そこから直感だけで走れるというピュアなドライビングの体験になるという印象だ。