ニュース

ダイハツ「コペン」を愛するオーナーが集結!「Keep it OPENイベント#01 OPEN DRIVE DAY in 富士スピードウェイ」開催

2026年5月16日 開催
富士スピードウェイのホームストレートにさまざまなコペンが並んだ

8月末の生産終了を前に、感謝を込めた連続イベント第1回

 ダイハツ工業は5月16日、富士スピードウェイで「Keep it OPENイベント#01 OPEN DRIVE DAY in 富士スピードウェイ」を開催した。

 Keep it OPENイベントは、2026年8月末に軽オープンカーの「コペン」現行モデルが生産終了することにともない、その大きな節目に、コペンを愛するファンに感謝を込めて開催されるもの。

 第1回となる「OPEN DRIVE DAY in 富士スピードウェイ」は、コペンならではのつながりを体感してもらうイベントとして開催。事前の参加募集では、募集台数1000台のところ、2680台もの応募があったとのこと。そのうち、泣く泣く参加できなくなってしまった方を除く976台のコペンが富士スピードウェイに集まった。北は青森、南は沖縄から訪れた参加者たちはホームストレートにコペンを並べ、交流を図っていた。

快晴の富士スピードウェイに約1000台のコペンが集結。初代コペンが303台、セロが259台、GR SPORTが221台、ローブが168台、X PLAYが21台、さらに限定車のクーペも4台が来場した
参加記念品のオリジナルタオルやカクカクシカジカでデコレーションされた個性豊かなコペンが並ぶ

 イベント広場では、歴代コペンが一堂に会するメモリアルコーナーや、大阪・池田工場のコペンファクトリーのスタッフによるDRESS-FORMATIONショーといった普段なかなかお目にかかれないコンテンツのほか、見ないでコペンお絵かき、DAIHATSU GAZOO Racing同乗試乗といった体験コンテンツ、コペンスペシャルグッズショップ、コペンのカスタマイズアイテムを販売する企業ブースなども用意された。

富士山がきれいに入る場所にフォトスポットを設置
歩行領域モビリティ「e-SNEAKER」を体験できた
歴代コペンや特別仕様車が集結
ジャパンモビリティショー2025に出展された「K-OPEN ランニングプロト」も展示
大阪・池田工場のコペンファクトリースタッフによるDRESS-FORMATIONショーも行なわれた
赤いコペンの外板が黄色にチェンジ! 今回のイベントではコペンファクトリーのスタッフによるデモンストレーションとなったが、ドレスフォーメーションは全国の販売店でできる作業となる
コペン向けのタイヤとホイールを提案していた横浜ゴムブース
BBSブースではコペン向けサイズのホイールを提案
江崎グリコのブースでは、5秒30を狙うストップウォッチチャレンジを実施。成功するとビスコ保存缶がプレゼントされた
BLITZブースではサスペンションやマフラー、インテークエアクリーナー、パワコンなどのアイテムを提案。コペン用のサスペンションが当たるくじも開催していた
D-SPORTブースは3台の展示車を並べて、D-SPORTのカスタマイズアイテム以外にもアルパインスターズやカービューティープロのアイテムも紹介
カービューティープロのケミカルアイテムの紹介を、SPKのオリジナルキャラクター「エス」(オイルのしずくの妖精)と、「ピケ」(ギヤの妖精)がお手伝い
イベントオリジナルのコペングッズなどの販売ブースは長蛇の列となっていた
Tシャツやタオルといったオーソドックスなものから、コペンのめじるしチャームやツールボックスなど、使い勝手のよさそうなグッズラインアップとなっていた
見ないでコペンお絵かきは力作ぞろい。オーナーの愛情が感じられた
コペンにまつわるクイズが出題されたコペン王決定戦
大勢の参加者の中から4名が決勝に進出。チャコさんが見事優勝した
コペンロゴ入りの富良野メロンパンや富士宮やきそばパンなど、オリジナルフードも充実
DAIHATSU GAZOO Racingのドライバー 相原泰祐氏と殿村裕一氏によるコペンの同乗走行も行なわれた。相原氏いわく「このイベントがなければサーキットに来ることもなかったし、レーシングマシンの助手席に乗ることもなかった」と語る参加者の笑顔が印象的だったとのこと
グリップがなくなってしまったとのことで、急遽タイヤ交換を行なう場面も。その場の状況次第で即座に対応できるのは、ラリーの現場で培われた技術を持つクルーの成せる技だろう

 さらに、事前抽選による200台が参加するパレードランのほか、参加者全員がコペンのルーフ開閉やライト点灯などを通じてコペンとコペンオーナー、オーナー同士の絆を確かめるコンテンツも行なわれた。

事前の抽選で選ばれた限定200台のコペンが富士スピードウェイの本コースをパレードラン
ホームストレートに並んだコペンが、合図とともにルーフ開閉やライトの点灯を行なった

 イベント第2弾はコペンの誕生日(発売日)となる6月19日にオンラインで開催予定。今後もKeep it OPENイベントは全国で開催されるとのことなので、あなたの街にもやってくるかもしれない。

イベントの締めは大輪の花火
コペンロゴの花火も上がった
夜空に咲く花火がホームストレートのコペンを照らした

FRコペンの実現に向けて「開発の困難を克服するモチベーションをいただいた」

 イベントの開会式であいさつをしたダイハツ工業 代表取締役社長 井上雅宏氏は「本日は全国の津々浦々からお集まりいただいたと聞いております。昨夜の移動の際、ダイハツの社員から『高速道路の一部がコペンで埋まっていた』という話を聞き大変驚きました。また、今日のイベントの企画段階で皆と話しているときに、『井上さん、1000台集まります』と聞かされていたのですが、何度聞いても1000台のコペンというイメージがわきませんでした。しかし、今朝こちらに来たときに、約1000台のコペンが富士スピードウェイのホームストレートに集まっている姿を見て、思わずパノラマで撮影してしまいました」と、興奮とともに喜びを語った。

ダイハツ工業株式会社 代表取締役社長 井上雅宏氏

 井上氏がコペンを知ったのは、海外で商品担当をしていた2002年ごろのことで、販売店に「どのようなクルマが必要か?」とヒアリングをしたときに、カナダのバンクーバーの販売店から「コペン」と言われたのが最初だったという。コペンには右ハンドルしか設定がなかったため実現には至らなかったものの、「台数がたくさん売れるクルマやもうかるクルマ」ではなく、「乗って楽しいクルマ、愛着がわいて手放したくなくなるクルマ」としてコペンの名前を挙げたことを後から知ったというエピソードを披露した。

 続けて井上氏は、2025年10月のジャパンモビリティショーで世界初公開したFRコペンのランニングプロトタイプ「K-OPEN」を展示したことに触れ、「実は昨日、テストドライブいたしました。このモデルは本当にポテンシャルがあり、非常によいクルマに仕上がるのではないかと皆が実感しております。ただ、このモデルを開発して現在の法規をクリアし、しかも軽自動車でオープンカー、お求めやすい価格で世に出すには、まだまだ解決しなければならない課題がたくさんあることも確認いたしました」と、開発の進捗を明らかにした。

 また、「イベントを楽しんでいただき、皆さまのコペンへの思いを語り合っていただくとともに、その思いをメーカーであるわれわれにも伝えていただくことで、先ほど申し上げた難しい開発へのモチベーションにさせていただければと思います。『小さいからこそできること』。小さなことから一歩ずつ開発の困難を克服するモチベーションをいただきまして、明日以降につなげていきたいと思います」と感謝を述べた。

 ダイハツ工業 営業CS本部 本部長 福田昭夫氏も井上氏に続いてあいさつを実施。「2002年の発売当時は、私はまだ販売の第一線で近畿地区を担当しており、コペンが出ると聞いたときには、当時の営業所のメンバーが本当に元気になっていくのが実感としてわかりました。メーカーの社員として本当にうれしく思っております。コペンは11万台販売しておりますが、そのオーナーさま一人ひとりにたくさんの思い出があると思っております。コペンを愛していただいて本当にありがとうございます」。

ダイハツ工業株式会社 営業CS本部 本部長 福田昭夫氏

「今年の8月でコペンの生産が終了いたします。このコペンというクルマはダイハツにとっても、そして軽自動車にとっても、1つの大きなインパクトを与えたクルマではないかと、ずっとダイハツにいる人間として思っております。同じ思いを開発のメンバーも持っておりますので、少し先になるとは思いますが、新たなコペンの登場をオーナーの皆さまと一緒に待つ、そのための起点作りが今日のイベントではないかと思っております。8月の生産終了までしっかりと生産できる準備を生産メンバーもしてくれていますので、ぜひオーナーの皆さまから、お友達や同僚の方にコペンの魅力を伝えていただいて、できるだけ多くの方に大切なコペンが届くことを願っております」と、8月で生産終了してしまうものの、ダイハツにとってコペンが重要なモデルであると話した。

 さらに、ダイハツ工業 代表取締役副社長 星加宏昌氏もあいさつを求められ、「予定にないんだけど(笑)」と笑いながら、「パレードランを見せていただきました。コースを走っている皆が手を振ってくれるのを見て本当に泣きそうになったし、パレードランに参加できなかった方も含めて、今ホームストレートに約1000台のコペンが並んでいますが、その壮観な景色を見ても、本当にダイハツに勤めてよかったな、コペンというクルマが出せてよかったなと思いました。次のコペンまで少し時間はかかりますが、それまで大事に、きれいに、愛車として乗り続けていただきたいと思います」と、しみじみ語った。

ダイハツ工業 代表取締役副社長 星加宏昌氏
「プッシュスタートスイッチを押してコペンのエンジンの火を燃やす」ポーズをノリノリで行なっていた
8月末でコペンの生産は終了となる。販売店の状況にもよるものの、今ならまだボディカラーなどを指定できるとのこと。予定している8月末より早く終了してしまう可能性もあるというので、コペンが気になっている方は早めにチェックしていただきたい
Keep it OPENイベント#02はコペンの誕生日となる6月19日にオンラインで開催予定。Keep it OPENイベント#03も予定されているそうなので、楽しみに待ちたい