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ロールス・ロイス、史上最もパワフルなEVスーパークーペ「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズ II」登場

最高出力500kWになるインフィニティ・モードなど採用

2026年6月2日(現地時間) 発表
ロールス・ロイス史上最もパワフルなEVスーパー・クーペ「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズ II」

 英ロールス・ロイス・モーター・カーズは6月2日(現地時間)、EV(電気自動車)スーパー・クーペ「スペクター・シリーズ II」と、その高性能モデル「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズ II」を発表した。

 両モデルは、ブランド初のEVスーパー・クーペとして登場した「スペクター」に、技術面やクリエイティブ面でのさまざまな進化を加えたモデル。

 今回の改良で「スペクター・シリーズ II」は、ドライブトレーンの再調整とバッテリセル技術の刷新により、一充電当たりの航続距離を従来比で最大18%向上させた390マイル(WLTPモード換算:628km)を達成。さらに充電時間も最大14%短縮させ、電動モビリティとしての実用性を大きく高めた。

 一方、ロールス・ロイス史上最もパワフルなモデルとなる「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズ II」は動力性能を大幅に強化。最高出力500kWを発生するインフィニティ・モードを用意するとともに、最大トルクはスピリテッド・モードにおいて1100Nmを実現する。

強烈なキャラクターを増幅させた「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズ II」
「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズ II」
「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズ II」のインテリア

 デザインおよび素材の革新面においては、スペクターとして初めて、竹を原料としたレーヨンを用いる現代的なインテリア生地「デュアリティ・ツイル(Duality Twill)」をオプションに導入。最大260万針、総延長10マイルにおよぶ糸を用いて施される刺繍は、完成までに最大25時間を要するという。

 さらに、レザーにユニークなアートワークを描き出す「プレイスド・パーフォレーション(Placed Perforation)」も用意。月明かりに照らされた雲の移ろいから着想を得たパターンは、3種類の異なるサイズから成る7万8138個の穴で構成され、車内を幻想的に演出する。

 エクステリアでは、ファストバック・プロファイルや特徴的なスプリット・ヘッドライトなどの象徴的な造形を維持しつつ、新たなソリッドカラーの仕上げとして「エセリアル・ブルー(Ethereal Blue)」を開発。足もとには、シャープで立体的な輪郭を持つ新デザインの23インチ鍛造アロイ・ホイールを採用した。

 ブラック・バッジ仕様には、フロントグリルやスピリット・オブ・エクスタシーなどの光沢部分をサテンのような質感に変える「アイスド・ブラック・エクステリア・ディテーリング」を新開発。ホイールセットにも、特殊な高温硬化プロセスを用いた「アイスド・マット・ブラック」仕上げが初めて提供される。

スペクター・シリーズ II
あらゆる角度から光を捉え反射する、多面的なマルチスポーク処理を施した新しい23インチ鍛造アロイ・ホイール
絶対的な視認性を優先する航空計器から着想を得た新しいタイムピース(時計)デザイン
ダッシュボード全幅に広がるイルミネーテッド・フェイシアは、8108個のピクセル状イルミネーションで構成される
スペクター・シリーズ IIのインテリア

 2022年に登場した「スペクター」は、時代を超越したデザインと静謐でなめらかな走りが高く評価され、2025年には世界で2番目に多く販売されたロールス・ロイスのモデルへと成長した。

 オーナー自身がハンドルを握る「ドライバーズ・ロールス・ロイス」として日常的に愛用されており、同ブランドにおいて「ファントム」に次ぐ非常に高いビスポーク需要を誇る魅力的なキャンバスとしている。