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ロールス・ロイス、V型12気筒エンジン搭載「ゴースト・シリーズ II」公開

2024年10月8日(現地時間)発表

ロールス・ロイス「ゴースト・シリーズ II」

 ロールス・ロイス・モーター・カーズは10月8日(現地時間)、V型12気筒エンジン搭載モデルの「ゴースト・シリーズ II(Ghost Series II)」を発表した。

「ゴースト・シリーズ II」のパワーユニットには、V型12気筒 6.75リッターツインターボ・ガソリンエンジンに、8速のギヤボックス、全輪ステアリングや全輪駆動を採用するなど、ロールス・ロイスの歴史上最も人気の高いモデルであるゴーストを、パワフルでドライバー志向、そしてエレガントなデザインに進化させた。

ロールス・ロイスのV型12気筒エンジン搭載モデル「ゴースト・シリーズ II」

 ロールス・ロイス特有の魔法のじゅうたんのような乗り心地「マジック・カーペット・ライド」をさらに安定的かつエフォートレスに表現するため、定評のある「プラナー・サスペンション・システム」には、フロント・サスペンション・アセンブリの上部に独自のアッパー・ウィッシュボーン・ダンパー・ユニットを組み込んだ。このユニットは、連続可変の電子制御ショック・アブソーバーやセルフレベリング機構付きの大容量エアストラット・アセンブリと連動。5リンク式リア・アクスルには、同様のセルフレベリング機構付きの大容量エアサスペンション技術を採用した。

 また、サスペンションとシャシーのシステムは、カメラで前方の道路を読み取り、路面の変化に合わせてサスペンションを可変させる「フラッグベアラー・システム」によって強化。これに加え、GPSデータを利用してカーブの曲率に応じた最適なギアを選択する「サテライト・エイデッド・トランスミッション」を搭載している。

 このようなテクノロジーが一体となって機能し、ゴーストは過酷な悪路を予測して難なく対応し、比類なき静粛性と、卓越したダイナミズムとアジリティを融合させるとしている。

 そのほかにも、先進的なデジタル・インターフェース「SPIRIT」と会員制アプリ「Whispers」を統合したほか、オーディオ・システム、インターネット接続、動画ストリーミング機能を強化した。

 オーダーメードといったユーザーのニーズに応えるため、「ゴースト・エクステンデッド・シリーズ II:(Ghost Extended Series II)」を用意、「ブラックバッジ・ゴースト・シリーズ II(Black Badge Ghost Series II)」も同時に展開される。