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ドゥカティ、ブランド初のモダンエンデューロモデル新型「Desmo450 EDS」
2026年6月23日 12:29
- 2026年6月9日(現地時間) 発表
2026年7月から欧州の一部で販売開始
ドゥカティは6月9日(現地時間)、初のモダン・エンデューロモデル新型「Desmo450 EDS」を発表した。ボディカラーはドゥカティ・レッドのみで、2026年7月から欧州の一部ドゥカティ・ディーラーで販売を開始し、その後世界各国へ展開される予定。
エンデューロ専用に設計したシャシーを採用
新型Desmo450 EDSのフレームは、「Desmo450 MX」に採用しているアルミニウム製ペリメーター・フレームをベースにしたもので、エンデューロ用途に最適な剛性バランスを実現するためにエンジンマウント部分を改良。このフレーム設計により軽量構造を実現するとともに、吸気および排気ダクトを可能な限り直線的に配置でき、パフォーマンスの最大化に成功した。
このフレームは、鋳造、鍛造、押出成形による部材で構成され、部品点数は11点と競合モデルのおよそ半分とのこと。ステアリングヘッドとリアショック上部マウントを接続するフロントセクションは単一の鋳造部品によって構成されている。この製造技術はドゥカティのスーパーバイク用フレームにも採用されており、各部位の肉厚を精密に制御しながら、必要な量の素材を最適に配置することで、軽量性や強度を損なうことなく複雑な形状を実現している。
サスペンションはショーワ、ブレーキはブレンボ
サスペンションは日本のサスペンションブランドであるショーワ(Astemo)と協業開発され、エンデューロ世界選手権で複数回優勝し、ヨーロッパ・スーパークロス選手権でも優勝経験のあるアントワーヌ・メオ選手をはじめとするドゥカティのテストライダーと共同で競技専用フロントフォークを初めて完成させた。フロントフォークは49mm径インナーチューブと310mmのストロークを備え、Desmo450 EDSよりも柔らかいスプリングレートを採用し、岩や木の根といったエンデューロ特有の障害物から受ける衝撃を高いレベルで吸収するとのこと。
さらに、コーナー進入時の安心感や低速・テクニカルセクションでのコントロール性も高まるほか、プログレッシブリンクに取り付けられたショックアブソーバーは、加速時に優れたトラクション性能と安定性を発揮するという。
ブレーキシステムはブレンボ製で、フロントには2ピストン・フローティングキャリパー、リアには1ピストン・キャリパーを装備。ガルファー製ブレーキディスクはフロント260mm、リア240mmで、ブレーキパッドはエンデューロ特有の繊細なコントロール性能を重視して専用設計となっている。
デスモドロミック・バルブ駆動システムを備えた単気筒エンジン
エンジンはDesmo450 MXをベースとしながら、エンデューロにおいて最も重要な特性であるトラクション性能とコントロール性を高めるため、大幅な再設計を実施。ライダーが難所をより高いギアのまま走破できる十分な加速性能を確保しつつ、トラクションとコントロール性を向上させるパワーデリバリーを生み出す「デスモドロミック・バルブ駆動システム」を搭載。このシステムにより、低・中回転域で力強いトルク特性を実現するとともに、高回転域までスムーズに吹け上がるエンジン特性を獲得したとしている。
エンジン本体には、エンデューロ特有の障害物との接触に対する保護性能を高めるため、450 MXで採用されているマグネシウム製カバーに代えて、耐衝撃性に優れたアルミニウム製バルブカバー、イグニッションカバー、クラッチカバーを採用。
トランスミッションはエンデューロ専用設定の6速ギアボックスで、1速はよりローギアードな設定とすることでテクニカルセクションでの加速性能とコントロール性を向上するとともに、6速は長距離走行時の効率向上を目的にハイギアード化を実施。冷却システムもひし形形状のラジエーターを引き続き採用することで、従来構造と比較して6.5%広い放熱面積を確保するなど450 MXよりも改良させた。
また、公道走行不可の競技専用モデルには、エグゾーストシステムと吸気系コンポーネント、さらに専用エンジンマッピングとライディングモードを切り替えるためのセレクタースイッチが備わる「Ducati Performance racing kit」も用意されている。




















