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ドゥカティ、新型「モンスター」生産開始 日本で2021年初夏発売予定

バニャイア選手、バスティアニーニ選手、マリーニ選手が生産ラインを訪問

2021年3月4日(現地時間) 発表

 ドゥカティは3月4日(現地時間)、新型「モンスター」の生産を開始したことを明らかにした。現地では2021年4月から発売予定で、日本では2021年初夏発売予定となっている。

 新型モンスターは、最高出力111PS/9250rpm、最大トルク9.5Nm/6500rpmを発生するL型2気筒 937ccのテスタストレッタ11°エンジンが搭載され、新しいギヤボックスとドゥカティ・クイック・シフト・アップ/ダウンが標準装備される。先代モデルの821ccバージョンから排気量を拡大したことにより、あらゆる回転域、特に市街地やワインディグロードで頻繁に使用する低中回転域におけるトルクの厚みを増した。

 また、新型モンスターの開発にあたって、ドゥカティのエンジニアとデザイナーは、重量を削減することに大きな焦点を当て、サブフレーム、ホイール、スイングアームを含め、すべての要素を完全に新設計。

 とくにフレームは、「パニガーレV4」と同様のコンセプトを採用して、以前のトレリス・フレームより4.5kg軽量(60%の重量削減)で、エンジンをシャシの構造部材として使用するアルミニウム製フロント・フレームを開発。シャシで行なわれた作業に加えて、エンジンも2.6kg軽量化された結果、モンスター821よりも約20kg軽量な乾燥重量166kgを達成した。

 最初の1台目のモンスターが組み立てられたドゥカティ・ファクトリーの生産ラインでは、MotoGPライダーのフランチェスコ・“ペッコ”・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボチーム)、エネア・バスティアニーニ選手とルカ・マリーニ選手(エスポンソラマ・レーシング)が訪問。

 ニューモデルが誕生する瞬間を目撃したバニャイア選手、バスティアニーニ選手、マリーニ選手は、専門のラインオペレーターの説明を聞き、ドゥカティ・ファクトリーで午前中を過ごした後、社員食堂でランチを食べるなど、ボルゴパニガーレの全従業員のモーターサイクルに対する愛情を体験したという。

New Ducati Monster Start of Production with special guests