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マセラティ、「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」「グレカーレ」のデザイン刷新など改良

2026年6月18日(現地時間) 発表
左から新型グレカーレ フォルゴレ、新型グランカブリオ フォルゴレ、新型グラントゥーリズモ フォルゴレ

 マセラティは6月18日(現地時間)、「グレカーレ」「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」のデザイン刷新など一部改良を発表した。

 今回のデザイン刷新は、マセラティ チェントロ・スティーレ(デザインセンター)が、サーキット専用モデル「MC Xtrema(エクストレーマ)」で、より水平基調かつシャープでアグレッシブなフロントエンドを採用したことから始まった流れの一環。

 このデザイン言語は「GT2ストラダーレ」で公道に導入され、「MCプーラ」で洗練され、今回「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」「グレカーレ」にも適用された。

限定62台のみのサーキット専用モデル「MCエクストレーマ」
GT2ストラダーレ
MCプーラ

マセラティを代表する新型「グラントゥーリズモ」&新型「グランカブリオ」

 新型グラントゥーリズモと新型グランカブリオは最高出力590PS、最大トルク650Nm、最高速320km/h以上(グランツーリスモ トロフェオ)を誇るV型6気筒2.9リッターネットゥーノエンジンを搭載。また、トロフェオには「スポルティーボエキゾースト」が標準装備され、これまでにないサウンド体験を提供するほか、全グレードに全輪駆動と車高調整が可能なエアサスペンションも標準装備する。

新型「グラントゥーリズモ」
新型「グランカブリオ」

 両モデルともに3つのバージョンがあり、490PSモデルは「クリオ」ホイール、サテンクロームのディテール、フルグレインレザーのキャビンによりラグジュアリーを表現。グラントゥーリズモにはウッドパネルを、グランカブリオには3Dカーボンファイバーパネルを採用した。

 590PS仕様のトロフェオは、鍛造の「ペガソ」ホイール、カーボンファイバーエクステリアパーツ、アルカンターラ・ヘッドライナー、電子制御LSD(E-LSD)、スポーツエキゾーストシステムを採用。インテリアにはレッドレザーと、より明るく地中海の精神を宿すアイスレザーを設定し、専用バンパーおよび専用ディフューザーが組み合わされる。

 760PSとトルクベクタリングを備えるバッテリEVモデルのグラントゥーリズモ フォルゴレは最高速325km/h、グランカブリオ フォルゴレは290km/hに達する。

新型「グラントゥーリズモ フォルゴレ(バッテリEVモデル)」
新型「グランカブリオ フォルゴレ(バッテリEVモデル)」

 スタイリングは空力面が見直され、フロントまわりを全面的に刷新。スリットを備えた新形状のエアインテーク、CFD(数値流体解析)によって開発されたエアカーテン、フロントダウンフォースを向上させるために最適化されたセンタースプリッターを採用。リアは新たにクリアレンズを採用したライティングシステムを装備した。また、オプションとして「MCプーラ チェロ(MCプーラのオープンモデル)」から着想を得たグロスブラック仕上げの新しい「トライデント」ホイールを装着。トレッド幅を10mm拡大し、安定性と精度を向上させている。

 ボディカラーは、フォーリセリエのオプションとして「マットグリーン ジュピター」「ブルーデニム」「ブロンゾ ルチード(グロスまたはマット)」「グリージョ ミステーロ」、「ロッソ ヴェルート」「オロ リリコ」の7つの新カラーが追加された。さらに、ボディカラーに合わせた新しいカラーバッヂ、新色のレドームおよびエキゾーストテールパイプも設定。

 インテリアは、ボルドーレザーとヌード・アルカンターラ、またはブラック&タンレザー、さらに新たにマホガニーウッド インテリアトリムといった新色が用意されている。

SUVグランドツーリングカー新型「グレカーレ」

 ラグジュアリーDセグメントSUVのグレカーレは、ICE(内燃機関)モデルおよびBEVモデルの両方でフロントバンパーとグリルを一新。より際立って低く構えたフロントバンパーを採用しつつ、水平基調のデザインにより、さらに広く低いスタンスと新たな表情を実現。MCプーラとGT2 ストラダーレと共通の、より強調した“シャークノーズ”を備えたバンパーにはホイールアーチに沿って気流を導く専用形状のサイドエアカーテンが組み込まれた。

 また、専用キャリブレーションの採用により、2000rpm時で2.0リッターエンジン比+32%と低回転域での豊かなトルクと滑らかな出力特性を確保するとともに、レブリミットまで続く爽快な加速感を両立した390PS仕様のV型6気筒ネットゥーノエンジンを新たに搭載した。

新型「グレカーレ」

 一方、バッテリEVモデルのグレカーレ フォルゴレは、AWDディスコネクトシステムとともに、前世代のMY26で導入された最大580kmの航続距離を達成。空力性能の改良と新たなエネルギーマネジメント制御、より効率的なタイヤの採用によって、20インチホイール装着時で9km、21インチホイール装着時で53kmの航続距離向上を実現したという。

 そのほかにも、20インチの「アステリア」と21インチの「クロノ」という2種類の新ホイール、フォーリセリエ・プログラムから提供される新色「グリージョ ラミエラ シャイニー」も用意している。

新型「グレカーレ フォルゴレ(バッテリEVモデル)」

インテリアも細部を刷新

 八角形の新ステアリングホイールは、パンチングレザーまたはアルカンターラ(トロフェオは標準装備)の2種類を用意。また、新たなデジタル時計は、ステアリングホイールと同じ八角形のデザインと、再設計されたグラフィック、モード変更用のポップアップ機能、ステンレススティール製ベゼルを備えた。シフトセレクターは、リアルメタル製シフトノブとなりバックライトも内蔵している。

新型「グランカブリオ フォルゴレ(バッテリEVモデル)」のステアリング
新型「グランカブリオ フォルゴレ(バッテリEVモデル)」のデジタルクロック
バックライトを内蔵したメタル製シフトセレクター

 アルファ ロメオCEO 兼 マセラティCOOのサント・フィチーリ氏は、「新しいトライデントのラインアップにより、常に私たちを定義づけてきた独自の特徴、すなわちイタリアン・グランドツーリングの真髄を強化します。そこではデザイン、エレガンス、パフォーマンス、そして熟練のクラフツマンシップが、決して誇示することのない、しかし常にパフォーマンスを志向するエレガンスのバランスの中で見事に調和しています。これらすべては、マセラティの従業員の情熱と献身、そして世界中のディーラーネットワークやパートナーの力によって可能となり、彼らが日々マセラティブランドの価値を体現しています。112年以上にわたり、私たちは現代のラグジュアリーを独自の方法で解釈してきました。顧客の期待に応える技術戦略とともに、V6ネットゥーノのような象徴的なパワートレーンの開発からフォルゴレのパフォーマンス進化にいたるまで、そのキャラクターを最もよく表現する技術に投資し、商品ラインアップを拡大することで、このセグメントでのさらなる成長を目指しています」と述べている。

左から新型グラントゥーリズモ、新型グレカーレ、新型グランカブリオ