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新型「エルグランド」にパナソニックの統合型アクティブ・ノイズ・コントロール採用 ロードノイズとエンジンノイズを制御
2026年8月3日 15:57
- 2026年8月3日 発表
パナソニック オートモーティブシステムズは8月3日、シリーズハイブリッド車のロードノイズとエンジンノイズの双方に対応する世界初の統合型アクティブ・ノイズ・コントロール(ANC)を開発し、日産自動車の新型「エルグランド」に採用されたことを明らかにした。
パナソニック オートモーティブシステムズの統合型ANCは、加速度センサと車載オーディオシステムを統合し、同一システムでロードノイズとエンジンノイズの広帯域騒音を制御する特徴がある。今回、車両開発の初期段階から参画し、車体振動特性やスピーカ特性を解析し、加速度センサやマイクの最適配置を行なったという。
量産車への搭載は今回が初となり、新型エルグランドのXグレード、Gグレードの標準オーディオ仕様に搭載される。
今回開発された統合型ANCは、車両走行時に車内へ伝わる路面からの振動に起因するロードノイズと、エンジンからの振動に起因するエンジンノイズをリアルタイムで低減するシステム。
従来、エンジン騒音は主に200Hz以下の低周波数帯域を対象とした狭帯域の専用制御方式で対応されてきたが、新技術では車両各所に搭載した加速度センサを活用した制御系と車載オーディオシステムを統合的に用いることで、広帯域の騒音を同一システムで制御することを可能とした。
走行時には、加速度センサを用いて騒音と相関を持つ振動を検知し、独自開発の信号処理アルゴリズムで騒音を予測・演算。車載スピーカから逆位相の制御音を放射し、音波干渉を利用して騒音を低減する。走行条件に応じて変化するノイズに対応し、リアルタイム制御を行なうほか、音楽や会話、通話といった騒音に起因しない音声は低減対象としない仕組みとしている。
なお、パナソニック オートモーティブシステムズは2027年4月1日から社名を「モビテラ株式会社」に変更することを予定している。


