8月22日、23日鈴鹿で開催のSUPER GT第6戦、チケット完売相次ぐ
VIPスイートやファミリーラウンジ、SUBARUファンシートも完売

2008年のポッカ1000kmの模様

2009年8月22日(予選)、23日(決勝)
入場料:大人5500円~、中高生1600円~



 8月22日、23日に鈴鹿サーキットで開催される「SUPER GT第6戦 インターナショナル ポッカ GT サマースペシャル」。今年は700kmとスケールを縮小しての開催となるが、毎年夏の恒例イベントとして人気も高く、すでに特別席などのチケットの完売が相次いでいる。

 イベントやチケットに関する詳細は関連記事を参照していただきたいが、8月11日現在で完売となっているのは、グランドスタンド上部のVIPスイートやVIPテラスなどが使える最高級の「VIPスイート・プレミアム」、ピットビル2階のホスピタリティラウンジやピットレーンに張り出した屋外観戦席などが使える「ファミリーラウンジ」と「ファミリーラウンジJr」、そしてレガシィB4の緊急参戦により急きょ設けられた「SUBARUファンシート」。これは「LEXUSファンシート」や「Hondaファンシート」と比べ、席数が少ないためだが、SUBARUファンシートが設けられるA席は自由席のため、ファンシート特典のグッズはもらえないが、A席で一緒に応援することはできる。また、シート以外では、23日決勝分の「ピットウォーク」がすでに売り切れとなっている。

 真夏の長丁場のレースとあって、設備の整っているラウンジのお得感が高く完売となった模様。なお、現時点でも大人向けのホスピタリティラウンジのチケットがあるほか、室内ではないものの屋根付きのホスピタリティテラスも購入可能。なお、ホスピタリティラウンジやホスピタリティテラスには2日分のピットウォークも含まれているので、すでに完売となっている決勝のピットウォークにも参加することができる。

前夜祭の中、ライトを点灯してGTマシンが走るミラクルナイトセッション

ポッカ GT サマースペシャルの見どころ
 予選の行われる22日から楽しめるのがポッカ GTの魅力。予選はF1などでも行われているノックダウン方式を採用。予選を各クラス10分、3つのセッションに分けて開催。GT500の場合、セッション1の結果で13位以降のグリッドを決定し、上位12台はセッション2を走行。セッション2の結果で9位~12位のグリッドを決め、残りの8台がセッション3を走行し、1位~8位のグリッドを決める。わずか8台による渾身のタイムアタックは、決勝レースとは違った迫力が楽しめる。

 また、予選終了後には前夜祭が開催され、暗闇の中をヘッドライトを点灯したGTマシンが走り抜ける「ミラクルナイトセッション」や、その姿のカッコよさを投票で決める「トワイライト エレガンス マシンコンテスト」、そしてX JAPAN FILM GIGも開催される。


現在ランキングトップの本山哲/B・トレルイエ組GT-Rはトレルイエに代わってM・クルムが出走

 決勝では、昨シーズンに引き続きGT500クラスで圧倒的な強さを誇るGT-R勢に、レクサスSC430やNSXがどこまで食らいつき、あるいは優勝をもぎ取るのかに注目。特に現在ランキングトップの本山哲/B・トレルイエ組のトレルイエが、ペナルティポイントの累積によりポッカGTに出場できなくなり、代わりにM・クルムが緊急参戦することになっている。M・クルムは昨年もGT-Rに乗っており経験は十分だが、どのように勝負に影響するのか目が離せない。


 一方のGT300クラスは、織戸学/片岡龍也組のレクサスIS350が50ポイント、谷口信輝/折目遼組のRX-7が48ポイント、加藤寛規の紫電が46ポイント、さらに44ポイントで新田守男/髙木真一組ガライヤと、ランキングトップ4がすべて2ポイントずつの僅差で並ぶという大接戦。さらに山野哲也/密山祥吾組によるスバルB4の参戦も決定し、見どころが満載となっている。

ポッカGTよりGT300クラスに参戦するレガシィB4

(瀬戸 学)
2009年 8月 11日