SUPER GT第7戦富士リポート【イベント編】 朝から晩まで楽しめたSUPER GTの2日間 |
富士スピードウェイで9月12日、13日に開催された「2009 AUTOBACS SUPER GT第7戦FUJI GT 300km RACE」。その決勝レースの模様は関連記事を参照していただくとして、SUPER GTシリーズでは毎戦さまざまなイベントが用意されるが、今回も家族連れでも楽しめる催しなどさまざまなイベントが開催されたので、その模様をお届けする。
■キッズ記者体験会
予選日には、小中学生を対象とした「キッズ記者体験会」が開催された。これは参加者が記者となって、記者会見に参加したり、普段は入ることのできない富士スピードウェイの施設に行くことができたりするというもの。事前申し込みによる受付で、12組が参加した。
参加者は、レースの勝敗を決めるタイム計測室から、車検場や治療室といったレースを裏側で支える施設などが見学できたほか、服部尚貴選手をゲストに迎えた記者会見、さらに予選終了後には公式予選記者会見に出席するなど、参加した子供達だけでなく、同伴した保護者も終始興奮気味で、貴重な体験を満喫しているようだった。
日本モータースポーツ記者会(JMS)のメンバーによる、記事作成のアドバイスも行われ、参加者は当日取材した内容を実際に記事にする。できあがった記事は、9月下旬に富士スピードウェイの公式サイトに掲載される予定だ。
■マシンやドライバーに近づいてレースを120%楽しむ
レースをより身近に、肌で感じられるイベントとしては、予選日に、車検の模様をピットロードから見られる「オープンピット(公開車検)」、予選終了後に子供連れを対象に行われる「GTキッズウォーク」を開催。人気のピットウォークは予選日、決勝日ともに開催され、決勝日にはスタート直前のコースでマシンやドライバーに近づける「グリッドウォーク」や、レース終了後のコースを開放する「コースウォーク」も開催。また、恒例となった「サーキットサファリ」も行われた。
マシンに近づけるチャンスはいろいろあるが、人気の高いSUPER GTだけに、じっくり楽しみたいなら予選日がオススメ。特に朝1番で行われるオープンピットは、ジャッキアップされ、タイヤを外した状態のマシンが間近に見られる貴重なチャンスだ。また、「パドックパス&グリッド入場券」で入れるパドックパスも、チケットが100枚限定ということで、決勝日のピットウォークと比べると、比較的マシンやドライバーに近づくことができる。
■コースの外でも大いに盛り上がるイベント
メインスタンド裏のイベント広場では、SUPER GTのオフィシャルグッズや、各チームのグッズ販売、デモカーの展示などが行われた。また、SUPER GTオフィシャルステージでは、子供向けのお宝抽選会や、「J SPORTS」や「激走!GT」のトークショー、富士スピードウェイイメージガール「クレインズ」のステージ、SUPER GTイメージガール「angelic」のミニライブ、そしてオートサロン2010イメージガール「A-class」のお披露目ステージなどが開催された。
富士スピードウェイの年内の大きなレースの開催はこれが最後となるため、クレインズの今期メンバーが富士スピードウェイで活躍するのもこのレースで見納め。なお、クレインズの今後のスケジュールとしては、10月10日にお台場で開催されるモータースポーツジャパンへの参加が決定しているほか、オートサロン2010への参加を予定している。
そのオートサロンのイメージガール「A-class」も予選日のステージで初お披露目。今期のメンバーは、新田梢恵さん、永作あいりさん、小林梨沙さん、沢口けいこさんの4人。年明けに開催されるオートサロンの告知イベントなどに参加していくとのこと。
■パドックラウンジだけのおたのしみ「プチトークショー」
決勝日には、パドックラウンジパス参加者限定のイベントとして、プチトークショーも開催された。パドックラウンジに設けられたステージにはTEAM IMPULの星野一義監督と松田次生選手や、NISMOの柿元邦彦総監督と本山哲選手、LEXUS TEAM PETRONAS TOM'Sの関谷正徳監督と脇阪寿一選手、LEXUS TEAM SARDの加藤眞監督と平手晃平選手がチームごとに順番に登壇し、トークショーを行った。さらにNISMOチームのトークショーには、AUTOBACS RACING TEAM AGURIの鈴木亜久里監督と伊沢拓也選手も急きょ参加。両チーム監督のおだて合いとも足の引っ張り合いともとれるトークに会場は大いにわき上がった。
(瀬戸 学)
2009年 9月 17日