アウディAG、エントリーコンパクト「A1」のティザーキャンペーン 2010年2月にインターネットで、3月にはジュネーブショーで公開 |
独アウディAGは12月14日(現地時間)、「A1」のティザーキャンペーンについて明らかにした。
「A1」はサブコンパクト・セグメントに属する、同社ラインアップ最小モデル。若く、新しいユーザーにアピールするエントリーモデルでもある。2007年の東京モーターショーに出展された3ドアのコンセプトカー「A1プロジェクト・クワトロ(メトロ・プロジェクト・クワトロ)」と、2008年のパリ・モーターショーに出展された5ドアの「A1スポーツバック・コンセプト」の2台で、サブコンパクトへの進出計画が明らかにされていた。同社は「A1の発表によって、アウディはサブコンパクト・セグメントで初めてプレミアムカーを提供するマニファクチャラーとなる」としている。
そのデザインは、前述の2つのコンセプトカーをベースとしたもの。アウディのデザイン部門を統括するステファン・ジーラフ氏は「A1は遺伝子にアウディ・デザインを受け継いでいる。すべてのアウディ車のようにグリーンハウスとボディーの比率は1:3~2:3で、フロント・オーバーハングは短い。しかし、はっきりとしたホイールハウスが、ワイドな姿勢をもたらす」と述べている。
またCピラーはクーペのようなシルエットをA1に与え、A3とは明確に異なるフォルムを持つ。ルーフの形状はA1プロジェクト・クワトロのキャラクターを持ったもので、「AピラーからCピラーへの流れに確実なダイナミズムを備える」としている。
インテリアは、さまざまなカスタマイズが可能と言う。
ティザーキャンペーンは、2010年2月のオンライン・プレミア、2010年3月のジュネーブ・モーターショーでのワールド・プレミアまで続き、オンライン・プレミアまでにデザインと製品のディテールが、ワールド・プレミアまでにA1に採用された技術などの詳細が明らかにされる。A1用のスペシャルサイトのほか、動画共有サイト「YouTube」のアウディ・チャンネルや、マイクロ・ブログサービス「Twitter」、ソーシャル・ネットワーキング・サービス「Facebook」などでも情報が提供され、アウディの経営委員会のメンバーがオンラインで質問に答える場も設けられる。
2007年の東京モーターショーで公開された「A1プロジェクト・クワトロ」 | ||
2008年のパリ・モーターショーで公開された「A1スポーツバック・コンセプト」 |
イメージスケッチのペイント風景 | デザイナーのダニー・ガーランド氏(左)とステファン・ジーラフ氏 |
(編集部:田中真一郎)
2009年 12月 15日