ブリヂストン、「第7回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」入賞発表会
1万5576点の応募の中から101点が入賞し、日産「X-TRAIL FCV」にプリント

101点の入賞作品がプリントされた燃料電池車「X-TRAIL FCV」

2010年4月1日発表



 ブリヂストンは4月1日、「第7回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」の入賞作品を発表するとともに、入賞者を招いて本社ビルで入賞発表会を開催した。

 ブリヂストンこどもエコ絵画コンクールは、2003年度より毎年開催されている絵画コンクール。第7回となる、2009年度は日本在住の小学生以下の子供を対象に行われ、募集テーマは「なかよくくらす しぜんといきもの」が設定されていた。全国各地から1万5576点の応募があり、審査員特別賞5点、ブリヂストンサイクル賞10点、ブリヂストンスポーツ賞10点、ブリヂストン賞76点の合計101点の受賞作品が決まった。

ブリヂストン 代表取締役社長 荒川詔四氏

 入賞発表会の冒頭挨拶に立ったブリヂストン 代表取締役社長 荒川詔四氏は、「ブリヂストンは環境問題に早くから着目し、いろいろ取り組んできた。このエコ絵画コンクールもそうした取り組みの1つで、2003年から始めている」「私も絵が大好きで毎年このコンクールを楽しみにしている。どの絵も生き生きと、生き物や自然が描かれていた」と述べるとともに、会場の入賞者に「みなさんの素晴らしい絵にとても感動させていただきました」と語りかけた。

 審査員特別賞は、高塚清一さん「かまきり、大けんきゅう」、武田萌さん「カモシカの夫婦」、清水達也さん「カジキマグロ」、青山皐さん「オニヤンマが飛ぶ」、窪田果琳さん「雪の上を歩く雪ヒョウの親子」の5作品。これら特別賞の入賞者には、副賞として各所へのエコツアーが贈られた。

発表会で上映された審査風景審査員特別賞 高塚清一さん「かまきり、大けんきゅう」審査員特別賞 武田萌さん「カモシカの夫婦」
審査員特別賞 清水達也さん「カジキマグロ」審査員特別賞 青山皐さん「オニヤンマが飛ぶ」審査員特別賞 窪田果琳さん「雪の上を歩く雪ヒョウの親子」
漫画家 ヒサクニヒコ氏

 コンクールの総評は、審査員を代表して漫画家のヒサクニヒコ氏によって行われた。ヒサ氏は、「1万5000名以上の応募の中から、1次審査、2次審査、3次審査、最終審査と行い、入賞作品を決めた。そして最後に審査員特別賞5点を選んだ。今回のテーマは『なかよくくらす しぜんといきもの』であったが、本当に多くの方がこのテーマに取り組んでくれた。審査していて一番うれしかったのが、我々(審査員)はもう日本にはあまり自然なんかないのではないかと思っていた。自然というとアフリカとかを考えてしまうが、皆さんの絵で、実は身近な所にこんなに自然があったのかと教えてもらった」と言い、全国各地にある身近な自然の風景を描いた作品を1万5000点以上見たことで、感じることがたくさんあったと入賞者に対してお礼を述べた。

 受賞作品の発表終了後、101点の受賞作品がプリントラッピングされた日産自動車の燃料電池車「X-TRAIL FCV」のお披露目が行われた。

荒川社長と審査員特別賞受賞者5人によって、アンベールが行われた
受賞者にプリントされた絵を説明する荒川社長101点の受賞作品がプリントラッピングされたX-TRAIL FCV

 日産がブリヂストンこどもエコ絵画コンクールに協力するのは今回が初めて。審査にも参加した日産自動車 グローバルコミュニケーションCSR本部 CSR/社会貢献グループ 主管の本廣好枝氏は、「今回審査に初めて参加したのですが、子供達の絵が上手なのにビックリした。日産も『ニッサン童話と絵本のグランプリ』など児童図書活動をしており、理念は共通するものがあると感じた」と語りつつ、子供が自然を描いた絵を素直に楽しんでいたようだった。

 このX-TRAIL FCVは、4月2日から5月下旬までブリヂストン本社ビル1階のコミュニケーションスペースで展示され、後日「ブリヂストンTODAY」(東京都小平市)で展示されることになっている。

(編集部:谷川 潔)
2010年 4月 1日