SUPER GT第3戦富士リポート【イベント編】
富士山をバックにさまざまなイベントを開催

予選日、決勝日とも快晴となったSUPER GT第3戦富士

2010年5月1日、2日開催



 5月1日に予選が、2日に決勝が開催されたSUPER GT第3戦「FUJI GT400km RACE」。レースの模様は別掲記事をご覧いただくとして、ここでは両日にわたって開催された各種のイベントを紹介していく。

ピットウォーク
 ピットウォークは、予選日、決勝日とも開催されるイベント。普段は入ることのできないピットロードやレーシングコースに行くことができ、SUPER GTマシンを近くで見ることや、ドライバーにサインをもらうこともできる。また、レースクィーンを撮影できるチャンスでもあり、決勝日にはレースクィーンは本コース上に並び、そうしたファンの要望に応えている。

 予選日のほうが人出が少ないため、余裕を持って楽しむのなら予選日のピットウォークがお勧め。パドックパス購入者であれば、予選日の朝にはオープンピット(公開車検)に参加することもできる。

決勝日のピットウォーク風景。ピットロード側ではSUPER GTマシンの展示や選手のサイン会が行われ、レーシングコース上にはレースクィーンが並ぶピットウォークの際にサインを行う井口卓人選手(手前)と国本雄資選手井口選手や国本選手のチームであるaprはウミガメ募金を行っていた
NAKAJIMA RACINGは、EPSON HSV-010の1/8ペーパークラフトを実車とともに展示1/24のペーパークラフトも展示されていた。こちらは、エプソンのWebサイトからダウンロード可能レーシングコース上は、レースクィーンの撮影会状態に
予選日のオープンピット風景。SUPER GTマシンをじっくり観察する熱心なファンが多かった

GTキッズウォーク
 子供連れの場合、予選日に開催されるGTキッズウォークの参加は必須とも言えるもの。子供連れのファミリー限定のため、ピットウォークよりも安心して子供と一緒に楽しめる。また、レーシングコース上には、富士スピードウェイのオフィシャルカーなど“働く車”が並んでいたため、それらを見学する家族連れも多かった。

GTキッズウォークでは、子供が安心してドライバーのサインをもらえる。サインをするのは平手晃平選手(奥)とアンドレ・クート選手本山哲選手(左)とブノワ・トレルイエ選手。ミシュランマンもお出迎え伊藤大輔選手(左)とビヨン・ビルドハイム選手
脇阪寿一選手(奥)とアンドレ・ロッテラー選手佐々木孝太選手(左)と山野哲也選手。チームごとにそのスタイルは異なるチームによってはプレゼントも行われている。ウイダー ホンダ レーシングでは、スポンサーの商品を配布
レースクィーンとハイタッチレーシングコース上には各種オフィシャルカーが並ぶ消火作業体験も行われていた

サーキットサファリ
 決勝日の朝、フリー走行後に行われるのがサーキットサファリ。レーシングコース上を走るバスの中から、激走するSUPER GTマシンを間近で見ることができる。この日は富士山がとても美しく、参加した人は風景も含めて満足できたのではないだろうか。

プリウスコーナーへと向かうサーキットサファリバス。バスからは、富士山とSUPER GTマシンを同時に楽しむことができただろう多数のSUPER GTマシンがバスのすぐ側を駆け抜ける

グリッドウォーク
 決勝直前に開催されるのがグリッドウォーク。レーシングコース上に並ぶマシンを間近に見ることができるほか、スタッフの整備作業やこれからレースへと挑むドライバーの表情などもみどころとなっている。

グリッドウォークの入場は整備スタッフから続いてグリッドウォーク参加者が入場マシンを整備するスタッフや、これからレースへと挑むドライバーを間近で見られる

コースウォーク
 決勝レース開催後に開かれたのがコースウォーク。決勝レース終了後のレーシングコースを歩くことができる。歩けるのは富士のストレートからヘアピンコーナーまでで、決勝の際に1コーナーでのマシン破損があったことから、マシンのパーツなどを探している人も多かったようだ。

レースが終了した直後のレーシングコースを歩くことができるコースウォーク。多くの観客が思い思いに楽しんでいた

グランドスタンド裏
 入場チケットさえあれば楽しめるのが、グランドスタンド裏で開かれる数々のイベント。レースクィーンの紹介や、ドライバートークショーなどがメインステージで開催され、各チームのグッズなどを販売するコーナーが設けられている。SUPER GT第3戦富士では、トランポリン日本代表候補の長崎峻侑選手による演技や、トヨタ自動車「G SPORTS」ブランドのコンセプトカーの展示なども行われていた。

レースクィーンステージではレースクィーンが自チームをアピール。左からTEAM KUNIMITSU、RACING PROJECT BANDOH、LEXUS TEAM SARDのレースクィーン
富士スピードウェイのイメージガール「クレインズ」は、サーキットで行われる各種イベントを紹介。左から南まことさん、ますあやさん、鴻上聖奈さん
トランポリン日本代表候補の長崎峻侑選手は、その技を披露。演技の合間にはトランポリンの体験コーナーも設けられていた
NISMOブースでは、グッズ販売コーナーのほかSUPER GTマシンも展示カルソニックIMPULでは、グッズ購入者向けに星野一義監督によるサイン会を実施HIS ADVAN KONDO GT-RをサポートするHISは、2日間で2名に海外旅行が当たるなどの、モバイル会員の獲得キャンペーンを実施していた。取材時にちょうど当たりが出ていた
横浜ゴムでは、フェイスペインティングサービスを実施子供向けのカート体験会、GTキッズカート教室。1日に何回か開かれていたが、各回とも満員となっていた模様あちらこちらに出没していた、富士スピードウェイのキャラクターであるチェカ
トヨタはG SPORTSのコンプリートカーを展示。いずれも参考出品車空力を重視した外装となっていたプリウスG SPORTSノアのG SPORTSバージョン

(編集部:谷川 潔)
2010年 5月 6日