ルノー、「ルーテシア」20周年記念車「ルノー・スポール エディションリミテ ヴァンタン」 |
ルノー・ジャポンは、「ルーテシア ルノー・スポール エディションリミテ ヴァンタン」を9月16日に発売する。30台限定で、価格は334万円。
ルーテシアはいわゆるBセグメントに属するコンパクトなハッチバックモデル。欧州では1990年から「クリオ」の車名で販売されており、20周年を迎えた。
エディションリミテ ヴァンタンは、ルーテシアのスポールモデル「ルノー・スポール」をベースに、20周年記念モデルとしてアレンジされた製品。
最大の特徴は、「カップ シャシー」と呼ばれるセッティング。日本に導入されているルーテシア ルノー・スポールは、「スポール シャシー」と呼ばれるスポーツ走行向きのセッティングが施されているが、カップ シャシーはサーキット走行も可能なセッティングと言う。スポール シャシーとの違いは、ダンパーの減衰力を15%、フロントスプリングを23%、リアスプリングを30%それぞれ強化し、重心を7mm下げ、ステアリングをロック・トゥ・ロック2.8から2.5に変更したこと。これらによりロールが10%抑えられ、よりダイレクトなドライビング・フィールを得ている。
Bピラーのバッヂ | センターコンソールのバッヂにはシリアルナンバーと「ディエップ」(ルノー・スポールの本拠地)の文字が | フロントブレーキキャリパーが赤く塗装される |
外装では、ボディーカラーはエディションリミテ ヴァンタン専用のツートンカラーになる。ボディーは「ブラン ジーブル ナクレ メタリック」と呼ばれるホワイト、ルーフは「ノワール メタル メタリック」と呼ばれるブラックに塗装されている。
このほか、大型のルーフスポイラー、赤く塗装されたフロントブレーキキャリパー、グレーに塗装されたフロントのエアインテークフィン、新デザインのアルミホイール、20周年記念バッヂ、カーボン調センターコンソールパネル/フィニッシャー、センターコンソールのシリアルナンバー入り20周年記念プレートを備える。
車体サイズは4020×1770×1485mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2585mm。エンジンは2リッター直列4気筒DOHC 16バルブの「F4R RS」。最高出力は148kW(202PS)/7100rpm、最大トルクは215Nm(21.9kgm)/5400rpm。6速MTを介して前輪を駆動する。タイヤサイズは215/45 R17。
なお、エディションリミテ ヴァンタンは、ルノー・スポール車両のスペシャリストが常駐する「ルノー・スポール スペシャリストディーラー」のみで販売される。スペシャリストディーラーの専売モデルはこれが初。
センターコンソールパネルがカーボン調になる | ステアリングやメーターパネルはベース車と同じ | |
エンジンは202PSを発生する2リッター直列4気筒 | ルノー・スポール スペシャリストディーラー専売となる |
(編集部:田中真一郎)
2010年 9月 1日