ホンダ、燃費30km/Lの「フィット ハイブリッド」。159万円から フィットをマイナーチェンジし、ハイブリッド車を追加 |
本田技研工業は10月8日、コンパクトカー「フィット」をマイナーチェンジするとともに、ハイブリッド車「フィット ハイブリッド」を追加した。価格はフィットが123万円~169万8000円、フィット ハイブリッドが159万円~210万円。
タイプ | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
13 G | 直列4気筒 SOHC 16バルブ 1.3リッター | 5速MT | 2WD(FF) | 123万円 |
CVT | 123万円 | |||
5速AT | 4WD | 140万5600円 | ||
13 G スマート セレクション | 5速MT | 2WD(FF) | 135万円 | |
CVT | 135万円 | |||
5速AT | 4WD | 152万5600円 | ||
13 L | CVT | 2WD(FF) | 149万円 | |
5AT | 4WD | 166万5600円 | ||
15 X | 直列4気筒 SOHC 16バルブ 1.5リッター | CVT | 2WD(FF) | 149万8000円 |
5速AT | 4WD | 167万3600円 | ||
RS | 6速MT | 2WD(FF) | 169万8000円 | |
CVT | 169万8000円 | |||
ハイブリッド | 直列4気筒 SOHC 8バルブ 1.3リッター + IMA | CVT | 2WD(FF) | 159万円 |
ハイブリッド スマート セレクション | 172万円 | |||
ハイブリッド ナビプレミアム セレクション | 210万円 |
■フィット
マイナーチェンジされたフィットは、空気抵抗を低減し燃費向上に寄与すると言う新エクステリアデザインを採用。ボディーカラーは、アズールブルー・メタリック、プレミアムディープモカ・パール、サンセットオレンジII(RS専用色)、フレッシュライム・メタリック(フィット ハイブリッド専用色)の4色の新色を含む全12色となった。
搭載エンジンは、直列4気筒 SOHC 16バルブ 1.3リッターと、1.5リッターエンジンを用意し、1.3リッターではCVTモデルが最高出力73kW(99PS)/6000rpm、最大トルク126Nm(12.8kgm)/4800rpm、5速MT、5速ATモデルが最高出力73kW(100PS)/6000rpm、最大トルク127Nm(13.0kgm)/4800rpmと異なるエンジンチューニングがされている。1.5リッターに関しては、全モデル最高出力88kW(120PS)/6600rpm、最大トルク145Nm(14.8kgm)/4800rpmとなる。
とくに13 Gでは、10・15モード燃費は24.5km/Lとなっているほか、スポーツモデルであるRSと、5速MT搭載車以外に、実用燃費を改善するECONモードを搭載している。
また、サスペンションやEPS(電動パワーステアリング)、エキゾーストシステムが専用セッティングされたRSでは6速MTを初採用。CVT車ではパドルシフトを標準で装備する。
そのほか、フィットでは13 G、13 G スマートセレクション、13Lに助手席回転シート装備車が用意される。価格は138万4000円~176万100円。
13 G(ミラノレッド) | |
13 G スマートセレクション(アズールブルー・メタリック) | |
13 G インストルメントパネル | 13 G インテリア(ベージュ) |
RS(サンセットオレンジII) | RSの16インチアルミホイール | |
RS インストルメントパネル | RS インテリア |
13 G 助手席回転シート車(ミラノレッド) |
■フィット ハイブリッド
フィット ハイブリッドは、ハイブリッドシステムにホンダ独自のIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を採用。最高出力65kW(88PS)/5800rpm、最大トルク121Nm(12.3kgm)/4500rpmを発生する直列4気筒 SOHC 8バルブ 1.3リッターエンジンと、最高出力10kW(14PS)/1500rpm、最大トルク78Nm(8.0kgm)/1000rpmを発生するモーターを組み合わせる。
これにより、10・15モード燃費で30.0km/Lを達成。実用燃費の向上を図るため、ドライバーの低燃費運転を支援するエコアシスト(エコロジカル・ドライブ・アシスト)機能を装備する。
ハイブリッド(フレッシュライム・メタリック) | メーカーオプション装着車 | |
フィット ハイブリッドのエンジンルーム。IMAが収まる | エンジンをモーターがアシストする | フィット ハイブリッドの構造図。バッテリーはラゲッジルーム下に装備 |
インストルメントパネル | インテリア | マルチインフォメーションディスプレイ |
ラゲッジルームの使い勝手も、通常モデルのフィットと大きくは変わらない |
なお、ホンダではフィット、フィット ハイブリッドの発表会を開催しており、その模様は追ってお届けする。
(編集部:谷川 潔)
2010年 10月 8日