フィアット、「アバルト 695 トリブートフェラーリ」は日本限定150台 フェラーリとのコラボレーションモデルの予約受付を11月1日開始 |
フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、フェラーリとのコラボレーションモデル「ABARTH 695 TRIBUTO FERRARI(アバルト 695 トリブート フェラーリ)」の予約受付を、11月1日より開始する。世界限定1696台で、日本には150台が割り当てられる。価格は569万5000円。ステアリング位置は左のみ。
アバルト 695 トリブート フェラーリ | |
価格 | 569万5000円 |
乗車定員 | 4名 |
サイズ(全長×全幅×全高)[mm] | 3655×1625×1500 |
ホイールベース[mm] | 2300 |
トレッド(前/後)[mm] | 1410/1405 |
重量[kg] | 1120 |
エンジン | 直列4気筒DOHC 1.4リッターターボ |
最高出力[kW(PS)/rpm] | 132(180)/5500 |
最大トルク[Nm(kgm)/rpm] | 250(25.5)/3000 |
トランスミッション | ATモード付き5速シーケンシャル |
駆動方式 | 2WD(FF) |
タイヤサイズ | 205/40 R17 |
アバルト 695 トリブート フェラーリは、2009年のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされ、10月15日に行われた同社のプレゼンテーションイベント「スコルピオーネ・ナイト」で、日本市場への導入が正式発表された。「アバルト500(チンクエチェント)」をベースモデルにしている。
アバルト500に搭載する直列4気筒DOHC 1.4リッターターボエンジンを、アバルトとフェラーリがチューニングを施し、従来の最高出力99kW(135PS)/5500rpm、最大トルク206Nm(21.0kgm)/3000rpmから最高出力を132kW(180PS)、最大トルクを250Nm(25.5kgm)まで引き上げた。トランスミッションは、アバルト500では5速MTのみの設定だが、ATモード付き5速シーケンシャル「アバルト コンペティツィオーネ」を採用し、ステアリングに備わるパドルシフトでの変速も可能にしている。
また、3000rpm以上で刺激的なサウンドを奏でると言うエキゾーストシステム「レコード モンツァ」を装備。
エクステリアでは、フェラーリで採用されるホイールにインスパイアされた17インチアルミホイールを装着。パワー増大に合わせ、専用ダンパーによりサスペンションを強化するとともに、レッド塗装のブレンボ製4ピストンキャリパーとドリルドベンチレーテッドディスクを装備するなど、走行性能に一層の磨きをかけた。
ヘッドライトは、従来のハロゲンランプと比較して3倍の光量と寿命を持つと言うバイキセノンヘッドランプ(マニエッティ・マレリ オートモーティブライティング製)を装備。
ボディーカラーはロッソ コルサ(レッド)、ジャッロ モデナ(イエロー)、ブルー アブダビ(ブルー)、グリージョ ティタニオ(グレー)の4色で、それぞれ110台、30台、5台、5台が用意される。
エクステリアにはアバルト 695 トリブート フェラーリの専用バッヂが与えられる | 専用17インチアルミホイール(タイヤサイズ:205/40 R17)の奥にはブレンボ製4ピストンキャリパーが覗く |
インテリアでは、カーボンファイバーを採用したシェルとシートベースに、ブラックレザーを組み合わせたシート「アバルトコルサ by サベルト」を装備。標準シートと比較して10kgも軽量と言う。
そのほか、フット部全体をノンスリップアルミニウムで覆うとともに、トリコロールデザインのアクセントが加えられるブラックレザーのステアリング、イェーガー製のメーターパネル、「スコルピオーネ」ロゴが与えられるレーシングペダル、専用キックプレート、専用シリアルナンバープレートなど、特別な装備が多数与えられている。
スポーティなインテリア | アバルトコルサ by サベルト |
フット部はノンスリップアルミニウムで覆われる | ブラックレザーステアリングはパドルシフトも備わる |
(編集部:小林 隆)
2010年 10月 29日