キャロッセ、2011年にハッチバックスポーツカー「サトリアネオ」発売 マレーシア「プロトン」の正規輸入代理店に |
キャロッセ(クスコ)は12月15日、マレーシアの自動車メーカー「Perusahaan Otomobil Nasional Sdn Bhd(プロトン)」の正規輸入代理店になるとともに、プロトンのハッチバックスポーツカー「サトリアネオ」の販売を2011年から開始すると発表した。
サトリアネオは、3ドアハッチバックボディーのスポーツモデルで、前輪を駆動する。プロトンのWebサイトでは「1.6 LITE」「1.6 M-LINE」「1.6 H-LINE(CPS)」の3グレードをラインアップしており、いずれも直列4気筒DOHC 1600ccエンジンを搭載している。トランスミッションはMTとATをそれぞれ設定。
ボディーサイズは1.6 LITEで3905×1710×1420mm(全長×全幅×全高)、車重はMT車で1150kgとなっている。
日本国内にどのモデルが導入されるかは明らかになっていないが、販売予価は150~160万円になると言う。これに合わせて、キャロッセではプロトンのワークスブランド「R3」のパーツを輸入するとともに、同社が展開する「CUSCO」「SAFETY21」ブランドからもアフターパーツを発売する。
キャロッセは、サトリアネオのようなランニングコストに優れる競技車両を国内に導入することで、縮小傾向にあるモータースポーツ業界の活性化を図るとともに、モータースポーツへ参加しやすい環境作りを目指すとしており、WRC(世界ラリー選手権)、APRC(アジア・パシフィックラリー選手権)などに参戦できるようFIAのホモロゲーションを取得するとしている。
なお、キャロッセは2011年度のAPRCジュニアカップおよび全日本ラリー選手権に、ラリー仕様のサトリアネオで出場することを決定している。
同車両は2011年1月14日~16日の会期で行われる「東京オートサロン2011」で競技部品とともに展示される。また、会場では限定車「サトリアネオ R3」のワールドプレミアも行われる予定。
(編集部:小林 隆)
2010年 12月 15日