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キャロッセ、2.0リッターターボ搭載の「C-HR」ラリーマシン。FIA格式のラリー参戦を目指す

コンプリートカーとして発売予定。価格未定

2019年7月25日 発表

トヨタ「C-HR」をベースにしたラリーカー

 キャロッセ(クスコ)は7月25日、トヨタ自動車「C-HR」をベースにしたラリーカーを発表した。この車両はラリー専用のコンプリートカーとして発売される予定で、現在、1号車がニュージーランドでのナンバー取得を予定。販売価格は未定としている。

 今回のモデルは自社ワークスチームであるCUSCO WORLD RALLY TEAMの次期ラリーマシンとして開発。APRC(FIA アジア・パシフィックラリー選手権)やJSR(日本スーパーラリーシリーズ)といったFIA格式のラリーへの参戦を目標に掲げている。

マシンサイズはAPRC・AP4規定の寸法内に収まるという

 現在、APRCとJSRに参戦中の「ヤリス 4WD」から得られたデータを活かし、ベースとなるC-HRに合わせて設計段階から各部に改良を実施。マシンサイズはAPRC・AP4規定の寸法内に収まっており、エンジンはヤリス同様に「TRD-8AR」(2.0リッターターボ)を搭載するとともに、トランスミッションはDrenth製5速シーケンシャルを装備した。また、サスペンション関係はC-HR用にすべて新設計し、デファレンシャルなども専用設計・自社製作のパーツで構成しているという。

 7月上旬にシェイクダウン走行も完了し、今後さらにテストを繰り返してマシンの熟成を図るとしている。

2.0リッターターボの「TRD-8AR」エンジン
C-HR専用設計のサスペンション
室内