英ランドローバーは2月23日（現地時間）、第81回ジュネーブ国際モーターショー（プレスデー：3月1日～2日、一般公開日：3月3日～13日）の出展概要を発表した。

　今回のジュネーブショーでは、ディーゼル・プラグインハイブリッド（PHV）の試作モデル「Range_e」をワールドプレミアする。

　Range_eはレンジローバー「スポーツ」をベースにした4WDモデルで、V型6気筒 3.0リッターディーゼルエンジンにZF製8速ATを搭載。これにエンジンでもモーターでも走行可能なパラレル式のプラグインハイブリッドシステムを採用し、最高速度約193km/h、総航続距離1112kmを可能にしている。電気自動車（EV）としての航続距離は32km。

　また、「レンジローバー・イヴォーク」の2ドアクーペモデルと5ドアモデルを同時に展示し、欧州市場での価格を発表するほか、ルーフとスポイラー向けに用意されるオプション設定のカラーや、「ピュア」「プレステージ」「ダイナミック」と3つのデザインテーマが用意されるオプションのトリムなど、自分好みにカスタマイズできるさまざまなオプション品が展示される。

　このほか、ヨットからヒントを得たというチークの床材や、後席専用にiPadが標準装備される“史上もっとも豪華”と謳う「レンジローバー・オートバイオグラフィ・アルティメットエディション」、ブラックとホワイトをテーマとした限定車「ディスカバリー4 リミテッドエディション」などがブースに展示される。

今夏に発売予定のレンジローバー・イヴォークの2ドアクーペモデル。ブースでは多数のオプション装備が展示される