ボルボ、スポーツワゴン「V60」国内仕様を公開
セダン同様にスタイリッシュでスポーティーなワゴン

手前がR-DESIGN、奥がDRIVEe

2011年4月11日



 ボルボ・カーズ・ジャパンは4月11日、報道関係者向けに新型スポーツワゴン「V60」の日本仕様を公開した。

 V60は同社ラインアップではエントリーモデルの「V50」と、トップモデルの「V70」の間に位置し、3月に日本でも発売されたミドルサイズセダン「S60」のワゴンバージョンとなる。欧州では2010年7月に発表されている。

 ボルボのワゴンと言えばV50やV70のような、箱型の実用的なスタイルを思い浮かべるが、V60はS60で打ち出されたスポーティーな路線を継承。後方へ跳ね上がるウエストラインと、逆に後方へ下がっていくサイドウインドーグラフィックを組み合わせ、クーペのような雰囲気を醸し出している。

V60 DRIVEeこちらはT6にスキッドプレートなどオプションのスタイリングキットを装着したモデル手前がV60、奥がS60

 リアは、グラスエリア下部のブラックアウトされたガーニッシュによって、「6角形のグラスハッチ」のように見せる造形が目を引くが、これはエントリークーペ「C30」と同じように、1970年代の同社のスポーツワゴン「1800ES」のグラスハッチの意匠を引用したものと思われる。

 外観から察せられるとおり、ボルボはこのクルマをV50やV70のような「エステートワゴン」とは括らず、「スポーツワゴン」と呼んでいる。5人の人間と大量の荷物を運ぶ実用的なワゴンではなく、セダンと同等の運動性能とスタイリングを持ちつつ、セダンよりもユーティリティの高いワゴンなのだ。

リアの造形はC30や1800ESを連想させるがグラスハッチではない
後席は4:2:4の分割可倒式
ラゲッジネットは4:6の分割式
スポーティーなキャラクターでも、床にビルトインされた仕切り板やフック、電源、トノカバーなど、ラゲッジルームの装備に抜かりはない

 詳細なスペックや発売日、価格、ラインアップなどは明らかにされていないが、公開されたモデルには「DRIVEe」「T6」「R-DESIGN」のバッヂがついており、国内のS60のラインナップと同様になっている。

 S60のパワートレーンは、DRIVEeが1.6リッター4気筒DOHC直噴ターボ+6速デュアルクラッチAT+2WD(FF)」、T6とR-DESIGNが3リッター直列6気筒DOHCターボ+6速AT+4WDを搭載しているが、V60でも同様のラインアップになるかどうかは不明だ。

R-DESIGNの横置き直列6気筒エンジンDRIVEeの横置き直列4気筒エンジン

 欧州仕様のボディーサイズは4628×1899×1484mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2776mmで、これは欧州仕様のS60の数値と同じだ。したがって日本仕様でも、日本仕様のS60と同じ4630×1845×1480mm/2775mmになると思われる。

 フロントウインドー上部、ルームミラーの全部には、やはりS60同様に様々なセンサーがあり、ヒューマンセーフティやシティセーフティのようなアクティブセーフティーデバイスが装備されているものと思われる。

 6月頃の発売が予想されるV60だが、Car Watchでは正式に発表され次第、インプレッションなどで詳細をお送りする。

フロントウインドー上部やフロントグリルにはアクティブセーフティーのためと思われるセンサーが見える
R-DESIGNのインテリア。センタースタックを中心とする、おなじみの作り。R-DESIGNは2トーンのシート、アルミペダルなどを装備する。S60同様に、コンソールにはインフォテインメント用のディスプレイが埋めこまれている
DRIVEeのインテリア。アクセルOFF時にギアをニュートラルに入れ、走行抵抗を減らすなどの制御が行われる「DRIVEe」ボタンがS60同様にある

(編集部:田中真一郎)
2011年 4月 14日