ボルボ、V70/XC70/S80を仕様変更 自動ブレーキシステム「シティ・セーフティ」を標準装備するなど多数の仕様変更 |
ボルボ・カーズ・ジャパンは10月4日、V70シリーズ、XC70シリーズ、S80シリーズの5モデルの仕様を変更して発売した。価格は499万円~699万円。この仕様変更により、S80はT6 AWD TEのみのラインアップとなる。
モデル | エンジン | 駆動方式 | 価格 |
V70 DRIVe | 直列4気筒 DOHC 1.6リッターターボ | 2WD(FF) | 449万円 |
V70 T5 SE | 直列4気筒 DOHC 2リッターターボ | 499万円 | |
V70 T6 AWD TE | 直列6気筒 DOHC 3リッターターボ | 4WD | 699万円 |
XC70 T6 AWD SE | 直列6気筒 DOHC 3リッターターボ | 629万円 | |
S80 T6 AWD TE | 直列6気筒 DOHC 3リッターターボ | 699万円 |
今回の仕様変更では、V70、XC70、S80全車に低速自動ブレーキシステム「CITY SAFETY(シティ・セーフティ)」を標準装備。シティ・セーフティは、赤外線レーザーで約6m前方を常時監視し、追突が避けられないと判断した場合に自動的にブレーキをかけ、追突を回避または軽減するシステムで、今回V70、XC70、S80に採用したことで同社が展開する全11車種中6車種にシティ・セーフティが標準装備されることになる。
新ドライバーコントロール・インターフェイス「Volvo Sensus(ボルボ・センサス)」を全車に導入した |
また、ステアリングのコントローラーでカーナビなどの機能を使える新ドライバーコントロール・インターフェイス「Volvo Sensus(ボルボ・センサス)」を全車に導入。
このボルボ・センサスの導入に伴い、ダッシュボードデザインを刷新するとともに、7インチワイドモニターを視線移動の少ない位置に組み込んだほか、フリーフローティング・センタースタック、スイッチパネルも新デザインとなっている。
そのほか、全車に12セグ地デジチューナーや車内自動換気システムを標準装備するとともに、車両のマルチメディア機能と連動してDVDやTVの走行中の視聴が可能になる新型RSE(リアシートエンターテインメント)をメーカーオプション設定とした。
これに加え、V70とS80では新デザインのLEDウインカー付ドアミラーを採用したほか、V70 DRIVeが搭載する直列4気筒 DOHC 1.6リッターターボエンジンを改良し、10・15モード燃費を12.2km/Lから13.2km/Lに向上。これにより、エコカー減税によって自動車取得税と重量税が75%軽減される。
なお、レーダーセンサーとカメラを組み合わせ、歩行者や車両を検知し衝突が避けられない場合に自動ブレーキで衝突を回避する「ヒューマン・セーフティ」をはじめ、完全停止まで全車速で追従可能なACC(アダプティブ・クルーズコントロール)、車間警告機能、ドライバー・アラート・コントロール、レーン・デパーチャー・ウォーニング、BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)などを含む「セーフティ・パッケージ」をS80とV70の一部グレードに標準装備、その他モデルで25万円のオプション設定としている。
XC70 | S80 |
(編集部:小林 隆)
2011年 10月 4日