ボルボ、V70/XC70/S80を仕様変更
自動ブレーキシステム「シティ・セーフティ」を標準装備するなど多数の仕様変更

V70

2011年10月4日発売
499万円~699万円



 ボルボ・カーズ・ジャパンは10月4日、V70シリーズ、XC70シリーズ、S80シリーズの5モデルの仕様を変更して発売した。価格は499万円~699万円。この仕様変更により、S80はT6 AWD TEのみのラインアップとなる。

モデルエンジン駆動方式価格
V70 DRIVe直列4気筒 DOHC 1.6リッターターボ2WD(FF)449万円
V70 T5 SE直列4気筒 DOHC 2リッターターボ499万円
V70 T6 AWD TE直列6気筒 DOHC 3リッターターボ4WD699万円
XC70 T6 AWD SE直列6気筒 DOHC 3リッターターボ629万円
S80 T6 AWD TE直列6気筒 DOHC 3リッターターボ699万円

 今回の仕様変更では、V70、XC70、S80全車に低速自動ブレーキシステム「CITY SAFETY(シティ・セーフティ)」を標準装備。シティ・セーフティは、赤外線レーザーで約6m前方を常時監視し、追突が避けられないと判断した場合に自動的にブレーキをかけ、追突を回避または軽減するシステムで、今回V70、XC70、S80に採用したことで同社が展開する全11車種中6車種にシティ・セーフティが標準装備されることになる。

新ドライバーコントロール・インターフェイス「Volvo Sensus(ボルボ・センサス)」を全車に導入した

 また、ステアリングのコントローラーでカーナビなどの機能を使える新ドライバーコントロール・インターフェイス「Volvo Sensus(ボルボ・センサス)」を全車に導入。

 このボルボ・センサスの導入に伴い、ダッシュボードデザインを刷新するとともに、7インチワイドモニターを視線移動の少ない位置に組み込んだほか、フリーフローティング・センタースタック、スイッチパネルも新デザインとなっている。

 そのほか、全車に12セグ地デジチューナーや車内自動換気システムを標準装備するとともに、車両のマルチメディア機能と連動してDVDやTVの走行中の視聴が可能になる新型RSE(リアシートエンターテインメント)をメーカーオプション設定とした。

 これに加え、V70とS80では新デザインのLEDウインカー付ドアミラーを採用したほか、V70 DRIVeが搭載する直列4気筒 DOHC 1.6リッターターボエンジンを改良し、10・15モード燃費を12.2km/Lから13.2km/Lに向上。これにより、エコカー減税によって自動車取得税と重量税が75%軽減される。

 なお、レーダーセンサーとカメラを組み合わせ、歩行者や車両を検知し衝突が避けられない場合に自動ブレーキで衝突を回避する「ヒューマン・セーフティ」をはじめ、完全停止まで全車速で追従可能なACC(アダプティブ・クルーズコントロール)、車間警告機能、ドライバー・アラート・コントロール、レーン・デパーチャー・ウォーニング、BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)などを含む「セーフティ・パッケージ」をS80とV70の一部グレードに標準装備、その他モデルで25万円のオプション設定としている。

XC70S80

(編集部:小林 隆)
2011年 10月 4日