独メルセデス・ベンツ、オールアルミで軽くなった新型「SL」 |
独ダイムラーは12月15日(現地時間)、メルセデス・ベンツの高級オープン・スポーツカー「SL」の新型を発表した。
6代目となるSLは先代より50mm長く57mm広い4,612×1,877mm(全長×全幅)というボディーサイズながら、ボディーシェルをオールアルミとすることで、「SL 500」で125kg、「SL 350」で140kg軽くなった。
SL 500はV型8気筒4.7リッターツインターボエンジンを搭載。最高出力は320kW(435PS)、最大トルクは700Nmを発生する。SL 350はV型6気筒3.5リッターエンジンを搭載。最高出力225kW(306PS)、最大トルク370Nmを発生する。トランスミッションはどちらも7速AT「7G-TRONIC PLUS」。0-100km/h加速はSL 500が4.6秒、SL 350が5.9秒。
ルーフは約20秒で開閉する電動油圧リトラクタブル・ハードトップ「バリオルーフ」を先代から継承するが、新たに透明・非透明に切り替えられるグラスルーフ「マジックスカイ」も用意。
また、ワイパーブレードにウォッシャー吐出口を設けた「マジックビジョン・コントロール」、カーオーディオの低音の共鳴空間として足下前面にアルミのボックスを設けた「フロントバス」、リアバンパー下に足を近づけるとトランクリッドが自動開閉する「ハンズフリー・アクセス」など、様々な装備を備える。
欧州では同日から受注が開始されており、価格はSL 350 BlueEFFICIENCYが93,534ユーロ、SL 500 BlueEFFICIENCYが117,096ユーロとなっている。
ボディーシェルをオールアルミとすることで大幅に軽量化した |
フロントバス | マジックビジョン・コントロール |
(編集部:田中真一郎)
2011年 12月 19日