メルセデス・ベンツ、「Gクラス」にV12ツインターボの「G 65 AMG」 全車マイナーチェンジ、インテリアを刷新 |
メルセデス・ベンツ日本はSUV「Gクラス」をマイナーチェンジし、8月2日に発売した。
モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
G 550 | 5.5リッター V型8気筒DOHC | 7速AT | 1340万円 |
G 63 AMG | 5.5リッター V型8気筒DOHC ツインターボ | 1780万円 | |
G 65 AMG | 6リッター V型12気筒SOHC ツインターボ | 3250万円 |
1979年の発表以来のスクェアなフォルムはそのままに、ヘッドライト下にLEDドライビングライトを付加し、ドアミラーを近年のメルセデス車と同様のデザインとした。
またインテリアはダッシュボードやセンターコンソールのデザインを改め、ツインチューブデザインのメーターパネルや「SLクラス」同様のデザインのシフトレバー、7インチディスプレイ、インフォテインメントシステム「COMANDシステム」などを装備した。
また、車両斜め後方の死角の車両の存在を警告する「ブラインドスポットアシスト」、前車追従クルーズコントロール「ディストロニック・プラス」、リアビューカメラ、駐車支援超音波センサー「パークトロニック」などの安全装備が搭載された。
用意されるモデルは「G 550」「G 63 AMG」「G 65 AMG」の3つで、すべて左ハンドル仕様、7速AT、4WDのみとなる。
新たに追加された「G 65 AMG」は、AMGが開発した6リッターV型12気筒SOHCツインターボエンジンを搭載するスーパーオフローダー。最高出力450kW(612PS)/4300-5600rpm、最大トルク1000Nm(102kgm)/2300-4300rpmを発生する。
このモデルは専用のクローム仕上げのフロントグリルを装備し、フロントスポイラーやオーバーフェンダー、チタニウムグレーペイントの20インチ5スポークアルミホイール、デジーノエクスクルーシブインテリアなどを備える。G 65 AMGがは完全受注生産となる。
G 65 AMG |
「G 63 AMG」は「G 55 AMG」に代わるモデルで、価格もG 55 AMGと同じに設定された。AMG開発による5.5リッターV型8気筒DOHC直噴ツインターボエンジンは400kW(544PS)/5500rpm、760Nm(77.5kgm)/2000-5000rpmを発生し、アイドリングストップシステム「ECOスタートストップ」機能を備える。
やはりフロントスポイラーやオーバーフェンダーなどを備えるが、フロントグリルはハイグロスブラックとなる。インテリアはデジーノレザーシート、アルカンターラルーフライナー、レザーダッシュボードなどを備える。
G 63 AMG |
「G 550」は従来通りの5.5リッターV型8気筒DOHCエンジンを搭載。285kW(387PS)/6000rpm、530Nm(54kgm)/2800-4800rpmを発生する。価格は従来モデルから据え置かれた。
(編集部:田中真一郎)
2012年 8月 3日